発作が起こったら・・・
ぜん息発作は、少し息苦しい程度から、すぐに病院へ直行しなければならない程度まで幅広いものです。発作の程度を見極め、的確に対処しましょう。
どんなときに発作を起こしやすいかは、ぜん息日誌をつけていれば傾向が見えてきます。この日誌をもとに、発作のときの具体的な対処法を医師と話し合っておくこともできます。
発作の目安と対処法
小発作
- 症状
- 日常生活はふつうに行えるが軽いぜん鳴がある
- 軽い陥没呼吸を伴うこともある
- ピークフローの予測値または自己最良値がβ2刺激薬吸入前で60%以上、吸入後で80%以上であることが多い
- 対処法
- まずは安静にさせます。
- β2刺激薬を吸入させ、改善したらそのまま家庭で様子をみます。
- 悪化するようなら再度β2刺激薬を吸入し、改善しない場合は救急外来へ受診します。
中発作
- 症状
- 呼吸が困難、睡眠や食事などにもやや障害が出てくる
- 陥没呼吸がみられる
- 呼吸数、脈拍が増加する
- ピークフローの予測値または自己最良値はβ2刺激薬吸入前で30〜60%、吸入後で50〜80%であることが多い
- 対処法
- β2刺激薬を吸入させます。
- 症状に改善がみられない場合、20〜30分後に再度吸入させます。
- 改善しない場合は救急外来を受診します。
大発作
- 症状
- ぜん鳴が強くなり、呼吸が困難になる
- 横になることができない(起坐呼吸)
- 唇の周りが青白くなる(チアノーゼ)
- ピークフローの予測値または自己最良値はβ2刺激薬吸入前で30%以下、吸入後で50%以下であることが多い
- 対処法
- β2刺激薬を吸入(ない場合は内服薬)しながら、直ちに救急外来を受診します。
呼吸不全
- 症状
- 気道の閉塞により、呼吸音が聞こえにくくなる
- 明らかな呼吸困難がみられる
- 意識が低下し、チアノーゼがみられる
- ピークフローは測定できない
- 対処法
- β2刺激薬を吸入して、大至急、救急車を呼びます。
※「ぜん息などの情報館」では、一部固有名詞に関して「ぜん息」、一般名称は喘息(ぜんそく)と表記しています。
