用紙申告の手続

A様式を用いる場合の算定方法

記入上の注意

燃原料および廃棄物(清掃工場などで焼却する廃棄物を除く。)の使用量、密度及び含有する硫黄分から求める場合に用いる最も標準的なものです。ただし、A様式によることができない等の場合には、B様式C様式及びD様式を使用し、算定してください。補正後の脱硫効率を適用する場合には、添付書類の補正後の脱硫効率の算定の過程を示す書類(E)E様式)が必要です。

A様式の記載例はこちら(PDF、5,305KB)

様式内の①~⑭に該当する説明

① 賦課金番号、工場・事業場名
申告書にプリントされている汚染負荷量賦課金番号及び工場・事業場名(会社名等も併せて)を記入してください。
② No.
燃原料の種類(燃原料コード表(PDF、121KB)を参照)ごと、及び脱硫装置ごとに作成してください。例えば、A重油とB重油を使用している場合は、それぞれ1枚、計2枚の用紙を用いることになります。また、C重油を排煙脱硫装置のある施設と排煙脱硫装置のない施設で使用する場合は、それぞれ1枚、計2枚の用紙を用いることになります。
様式を複数部使用する場合は、それぞれに通しナンバーを付してください。
A様式を2部使用のとき
③ 燃原料の種別
実際に使用している燃原料の名称を記入してください。また、コード欄には、燃原料コード表(PDF、121KB)の中から、該当するコード番号を選んで記入してください。
なお、3種類以上の燃原料を使用する施設については、年間を通してSOxを排出する主たる燃原料を2種類選んで各月ごとに記入してください。
④ 使用量の単位
単位はℓ、kg又はm3Nのいずれかを○で囲ってください。
⑤ 施設名
③の燃原料を使用した施設名を記入してください。同一燃原料を複数の施設に使用し、それらをまとめて記入する場合は、それらの施設名を全て記入してください。(ただし、脱硫装置が設置されている場合は、まとめて記入できません。)
⑥ 脱硫の有無
脱硫の有無について、その該当の番号を○で囲んでください。
⑦ 使用年月
年月は予めプリントされています。燃原料の使用料、密度、含有硫黄分等該当する数値を月別に記入してSOx量を算定してください。
⑧ 燃原料の使用量
前年の1月1日から12月31日までの燃原料の使用量を、種類別に各月ごとに集計してください。
なお、使用量で1ℓ、1kgまたは1m3N未満の端数があるときは、これを切り捨ててください。
⑨ 密度
密度は、購入先の成績表等の数値を使用してください。ただし、自社測定値によらざるを得ない場合には、その理由、測定方法、測定者及び測定データを明記したものを添付してください。
a.成績表の数値は、小数点以下4けた目を切り捨て、3けたまでとしてください。
〔例〕 成績表の密度が0.8368 → 0.836(g/cm<sup>3</sup>)
b.月内に密度の異なる燃原料を使用したときは、各々の成績表の数値を小数点以下3けた(4けた以下は切り捨てます。)までとした数値で加重平均します。加重平均の数値は、小数点以下4けた目をJIS Z 8401(PDF、75KB)による方法又は四捨五入によって、小数点以下3けたまでとしてください。
加重平均密度
⑩  硫黄分
硫黄分、購入先の成績表等の数値を使用してください。ただし、自社測定値によらざるを得ない場合には、その理由、測定方法、測定者及び測定データを明記したものを添付してください。
なお、固体又は液体の燃原料は質量%(%)で、気体の燃原料は容量%(%(vol))で示してください。
a.成績表の数値は、小数点以下3けた目を切り捨て、2けたまでとしてください。
〔例〕 成績表の硫黄分が0.924 → 0.92(%)
b.月内に硫黄分の異なる燃原料を使用したときは、各々の成績表の数値を小数点以下2けた(3けた以下は切り捨てます。)までとした数値で加重平均します。加重平均の数値は、小数点以下3けた目をJIS Z 8401(PDF、75KB)による方法又は四捨五入によって、小数点以下2けたまでとしてください。
加重平均硫黄分
c.燃原料の硫黄分が硫黄化合物の場合は、硫黄分に換算してください。換算する際は硫黄化合物換算計算(PDF、52KB)を参考にしてください。
d.廃棄物等を燃原料として使用又は焼却している場合で、硫黄分の分析データがないときは、標準的な硫黄分としてこちら(PDF、90KB)の数値を用いてください。
⑪ 補正後の脱硫効率
脱硫効率とは、排煙脱硫装置、集じん装置等による脱硫及び製品等への吸収・残留による脱硫が行われるときの効率をいい、補正後の脱硫効率とは、脱硫効率を排煙脱硫装置、集じん装置等の稼働率、通気排出ガス量の割合等を乗じて補正した効率をいいます。
補正後の脱硫効率はE様式を用いて算出してください。その算出値は、%表示で小数点以下3けた目を切り捨て、2けたまでとしてください。
⑫ SOx排出量の算定
SOxの月間排出量及び年間排出量を求める際は、次の点に注意してください。
a. 月間排出量は、小数点以下2けた目を切り捨て、1けたまでとしてください。
b. 燃原料の種類ごとの年間排出量は月間排出量を積算し、小数点以下1けたまでとしてください。
c. 申告書の⑤ 「(イ)硫黄酸化物排出量」の「現在分」の「前年の排出量(立方メートルノーマル/年)欄に記入する年間のSOx総排出量は、すべての様式(A様式、B様式、C様式及びD様式)で算定した年間排出量を合計してください。
なお、この年間のSOx総排出量に1m3N未満の端数があるときは、これを切り捨ててください。
⑬ 年間使用量
1月~12月の月別使用量の合計値を記入してください。
⑭ 年間SOx排出量
月別に算出したSOx排出量の合計値を記入してください。
年間SOx排出量 年間SOx排出量
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