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助成団体の海外(ラオス)フィールドを見てきました!

10月20日(火)から22日(木)の3日間、ラオス人民民主共和国ルアンパバーン県へ地球環境基金が伺いました。

今回は、乾季になると上水道が断水してしまうルアンパバーン県にて、水源を守るためにおこなっている水源林植林活動を見てきました。

現地では水源林植林の土地を提供した本活動のキーアクター、ルアンパバーン県水道局より活動の進捗状況の説明を受け、実際に植林地を訪問しました。

写真右の木々は助成団体が2年前に植えた貯水性の高い木々です。

大きく成長したその木々の足元は県水道局の管理の下、近隣の村民に無料開放しています。村民は木々の間でお米や野菜、果物を育てており、アグロフォレストリーとなっています。村民の参加により土地の有効活用ができ、住民も作物を売買し利益を上げています。

実際に作物を育てている村民に話を聞いたところ、乾季になると断水がおこるということを自身の経験から感じており、その対策としての植林が大事だと理解されていました。

また、植林する苗木の育成には地元の中学校に関わってもらい、植林活動を通した環境教育をおこなっています。

今後は植林に用いる苗木の種を助成団体や県水道局が購入するのではなく、アグロフォレストリーで得た利益の中から種を購入したり、既存の樹木から枝分け、接ぎ木等の技術を用いるなど、今後の活動の自立に向けて動いていました。

今回、ラオスのフィールドを見させていただき、海外で活動される助成団体にとっていかに現地での協力関係を築くのが大事かが良くわかりました。

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