地球環境基金助成専門委員による現地視察を実施しました（三番瀬環境市民センター）

平成28年7月23日（土）、地球環境基金の助成専門委員が、三番瀬環境市民センターの　「三番瀬干潟探検隊　カニの調査」（千葉県船橋市ふなばし三番瀬海浜公園）を視察しました。小学生親子を対象とした干潟の生き物調査です。
　当日午前中は干潟に出て、潮が引いた砂地の表面を観察したあと、砂を掘り返し、生き物を探しました。砂地の中からはヤドカリ、アサリ、ゴカイ、コメツキガ二、スナモグリなどを見つけることができました。潮溜まりの中でも生き物を探しました。イソガ二、ワレカラ、ゴカイ、ユビナガスジエビ、ボラなどを見つけることができました。
　午後には、干潟の生き物を顕微鏡で観察し、潮が引いた干潟の砂と潮溜まりの干潟の生き物の違いについて学んだり、ベントス調査で採取した砂で重さの違いを観察し、干潟の生き物の生態について学んだりしました。参加した親子連れは熱心に生き物を観察し、干潟の生態を学んでいました。
　三番瀬環境市民センターでは、年間を通じた水中酸素量の調査を行い、度々発生する青潮の発生なども調べています。地道な調査と情報提供を通じて、市民の理解を広げ、三番瀬が再生・保全、そして持続可能な利用がなされることをめざしています。

三番瀬環境市民センター