白山高山植物保全事業
(特非)白山高山植物研究会
- イベント参加者数
- 延べ4,301人
- イベント満足度
- 80%
- ホームページのページビュー数
- 19,500ビュー
- 目標達成度
- 90%
高山植物の保護・増殖活動
成果と工夫したポイント
- 白山の高山植物100種を生息域外で増殖した。
- 活動見学会には4,300人を超える来場者があった。2 回の普及啓発イベントには40名を超える参加者があった。
所在地
〒920-2501
石川県白山市白峰6 -101
TEL:076-273-0017
FAX:076-273-5711
http://www.hakusanmab.org/
助成金額
平成26年度 2,400 千円
助成の種類
入門助成
1年目
実践
課題
高山植物の宝庫として知られる白山(標高2702m)は、地球温暖化によって、今後100年間に植物の生息域が大幅に減少することが予想される。これは、植物種の存続にとって重大な脅威である。
目標
- 緊急避難的な系統保存を達成する。
- 持続的な白山の高山植物保全体制を確立する。
- 地域のシンボルとして高山植物を定着させる。
- 先進的な保護モデルとして、他地域へ波及させる。
活動内容
- 白山に自生する代表的な高山・亜高山植物100種類の増殖に取り組んだ。(活動1 )
- 保全活動の裾野の拡大や体制強化につなげるため、一般市民を対象にした活動見学会及び専門的な普及啓発イベントを2 回開催した。(活動2 )
- 保全活動には資金が必要になるため、魅力的なエコツーリズム等を企画するための検討を行った。(活動3 )
- 保全対象が国立公園内の植物であること、活動対象地域が山域であることから、行政や関係各機関と連携し、協働による活動を進めた。(活動4 )
達成できたこと
- 新たに100種類の高山・亜高山植物が生息域外保全されることになった。
- 高山植物保全事業に関する活動報告会にのべ4,300人を超える来場者があった。また、専門的な普及啓発活動を2回行い、参加者から高い満足度を得た。このうち、約230名がサポーター会員に登録した。
達成できなかったこと
- エコツーリズムの試作モデルの完成までに至らなかった。
- 地域住民への啓発活動が十分できなかった。
- 子どもに環境保全を訴える機会を作ることができなかった。
今後の展望
- 今後も高山植物の保護・増殖に努め、栽培技術の向上と継承をおこなっていきたい。
- 保全活動そのものが市民の社会参加の受け皿になるよう取り組みたい。
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