助成について

ミャンマー連邦ナマタン国立公園の植物多様性保全のための基礎調査̶標本作製とその人材育成事業̶

公益財団法人 高知県牧野記念財団

活動地域 活動分野
ミャンマー連邦共和国 自然保護・保全・復元
イベント参加者数
延べ200人
インベントリーの後継調査員数
7 人
巣箱調査実施回数
5,052点
目標達成度
80%
協働で実施された調査の様子
協働で実施された調査の様子

成果と工夫したポイント

協働で実施し、活動継続性を意識した人材育成により、国立公園レンジャーによる 0 枚/年の標本採集が 3 年で1158点となり、また組織体制が構築され彼らがエデュケーターとなって指導ができるようになった。

所在地

〒781-8125
高知県高知市五台山4200- 6
TEL:088-882-2601
FAX:088-882-8635
http://makino.or.jp

助成金額

平成26年度 3,200千円
平成25年度 3,200千円
平成24年度 3,100千円

助成の種類

一般助成
3年目
調査研究

課題

ミャンマー連邦共和国は、2011年の民主化に伴い開発行為が急速に進んでいる。開発行為に加え、住民の貧困から焼畑や貴重植物の盗掘が後をたたず、ミャンマーの植物多様性が危機に直面している。

目標

ナマタン国立公園における国立公園レンジャーとの協働による調査及び人材育成、植物目録の作成、簡易図鑑の配布と画像データベースの公開

活動内容

  • 植物インベントリー調査を国立公園職員と協働で8 回実施し、述べ18名への人材育成を行った。       
  • 協働事業により5,502点の腊葉標本を採集した。うち1,158点はレンジャーのみが採集した。
  • 同定した植物総て標本画像をスキャンし、簡易図鑑を3部作成、また電子データ(コピー配布可能)を現地へ配布した。
  • カラー植物ガイドブックを300部出版した。
  • 森 林資源の保全の環境教育セミナーを6 回実施し、標本管理トレーニングを1 回実施した。

達成できたこと

  • 簡易図鑑を4 部配布し、電子データを配布したことにより、公園長1 名、レンジャー2 名、フォレスター3 名の採集・調査意欲が増した。
  • レンジャーが環境セミナーで3回講師を務めた。
  • 牧野が育成した調査活動をするレンジャーが、外国研究機関の調査にも研究者同等として評価され2 名が参加した。

達成できなかったこと

全種の同定が完了しなかった。画像スキャンのデータベースは完了したが、公開には至らなかった。

今後の展望

画像データベースの一般公開とナマタン国立公園植物誌の出版


目次

このページの先頭へ