助成について

国内でもっとも絶滅の危機にあるチョウ類の保全活動

(特非)日本チョウ類保全協会

活動地域 活動分野
全国 自然保護・保全・復元
イベント参加者数
延べ150人
イベント満足度
90%
メディア掲載回数
4 回
目標達成度
80%
北海道ヒメチャマダラセセリの生息状況調査
北海道ヒメチャマダラセセリの生息状況調査

成果と工夫したポイント

9 ヵ所対象のうち、九つで①~③の活動を実施し、八つで④の具体的な保全活動まで実施することができた。これによって、ほぼすべてで、対象のチョウの生息状況を維持・改善することができた。

所在地

〒140-0014
東京都品川区大井1 -36- 1  301号室
TEL:03-3775-7006
FAX:080-5127-1696
http://japan-inter.net/jbcs/

助成金額

平成26年度 2,400千円
平成25年度 2,400千円
平成24年度 2,400千円

助成の種類

一般助成
3年目
実践

課題

絶滅の危機にあるチョウたちを守ることは緊急の課題である。しかし、現在行われている取組みはまだまだ不十分であり、このままでは、貴重なチョウたちが日本から次々に失われてしまう状況であった

目標

絶滅の危機にあるチョウたちの状況を少しでも改善し、保全できる状況を生み出していくことが目標である。できるだけ多くのチョウの絶滅を防ぐため、できるだけ多くのチョウ・地域を対象とした。

活動内容

北海道のヒメチャマダラセセリ、岩手のチャマダラセセリ、福島・茨城のチャマダラセセリ、長野のチャマダラセセリ、山梨県のゴマシジミ、長野のミヤマシロチョウ、広島のヒョウモンモドキ、長崎のツシマウラボシシジミ、鳥取のウスイロヒョウモンモドキ、の9 ヵ所を対象に、①チョウの生息個体数に関する現地調査、②生息環境や減少要因の調査・科学的な分析による適切な保全手法の開発、③行政や地域住民への働きかけによる地域の保全活動団体の創出や既存の団体へ効果的な保全が実施できるような各種の活動支援の実施、④草刈などの生息地の管理等の保全活動、の四つの活動を実施した。その際、対象のチョウ類の緊急度に応じた活動を行った。

達成できたこと

もっとも絶滅の危機にあったツシマウラボシシジミを発見し、保全することに成功した。他でも特に北海道のヒメチャマダラセセリでは個体数が大きく増加するとともに、取組みが全国的にも先進事例となり、他の活動への波及効果も高かった。生息地での保全の技術だけではなく、飼育繁殖の技術開発も進んだ。また、チョウの活動を通じて、地域の生物多様性に対する関心が全体の地域で高まった。

達成できなかったこと

対象が多かったことから、すべてで十分な活動をすることができなかった。地域での協働団体がやはり重要である。

今後の展望

  • 各地での活動は今後も継続した取組みが必要であり、そうした体制を維持していく。
  • 各活動を連携させ、全体的なチョウ類の保全の機運を高めていく。

目次

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