農村の子どもたち、都市住民との交流連携で進める奥羽山地の秘境「南八幡平葛根田ブナ原生林」生態系ホットスポットのワイズユース

課題

奥羽山地の大秘境である「南八幡平葛根田ブナ原生林」については、沢登りや登山、ハイキングなどの利用がなされているが、優れた自然を楽しむエコツアーなどに対応する活用ルールづくりができていなかった。

活動内容

「南八幡平葛根田ブナ原生林」生態系ホットスポットのワイズユースとしてエコツーリズム事業の導入を掲げ、北東北の名峰でエコツーリズムに取り組む関係団体や登山ガイドを招いて、岩手山・北東北地域エコツーリズム・フォーラムを開催。あわせて、事業検討会を兼ねて、岩手山周辺で自然学校事業に取り組む関係団体を招いて、岩手山麓自然学校・環境交流フォーラムを開催。

今後の課題

険しい山岳地帯にある「葛根田ブナ原生林」は聖域としての利用制限を進める一方で、下流域や岩手山山麓に広がる里山地帯、水田農村地帯、牧野地帯など安全に人が立ち入ることのできる農村の景観と生物多様性を活かし、「葛根田ブナ原生林」含む南八幡平( 岩手山地域) をフィールドとした自然学校事業も推進する。