助成について

タンチョウやガン類の生息地分散に資する『道央都市圏におけるエコロジカル・ネットワーク形成と経済活動循環』の基盤づくり

公益財団法人 日本生態系協会

活動地域 活動分野
北海道千歳川流域 自然保護・保全・復元
イベント参加者数
延べ316人
メディア掲載回数
10回
地元に設立された団体の会員人数
85名
目標達成度
70%
タンチョウとの共生を目指す遊水地
タンチョウとの共生を目指す遊水地

成果と工夫したポイント

昨年はイベント集客等が課題となったが、継続しての人的ネットワークの形成や、本年の地元勉強会開催で賛同者を増やし、これをきっかけに住民団体が設立され、地域でのイベント集客や協賛・協力の獲得につながった。

所在地

〒117-0021
東京都豊島区西池袋2 -30-20 音羽ビル
TEL:03-5951-0244
FAX:03-5951-2974
http://www.ecosys.or.jp/

助成金額

平成26年度 2,599千円
複数年金額合計 5,620千円

助成の種類

一般助成
2年目
知識の提供・普及啓発

課題

対象地域は1000ha を超える遊水地の整備が進行中で、自然再生により分散が急がれるタンチョウ等の希少鳥類の生息空間の創出や地域資源としての活用も可能で、治水と環境や経済が両立した地域の実現を目指した。

活動内容

遊水地整備が進む6 自治体の一つである長沼町において、遊水地を囲む地区の住民を対象に合意形成を諮るための学習会を5 ~ 8 月に3 回開催し、延べ96名の参加を得た。この勉強会を受け、町全体での取組みへと機運を高めるため11月には公開のシンポジウムを開催し220名を超える参加者を集めた。当日は新聞社やテレビ局の取材が入り、記事掲載やニュースでの報道により多くの方に活動を知っていただくことができた。

今後の課題

遊水地周辺での賛同者は確保できたが、鳥類との共生は、農業者にとって食害、養鶏業者にとって鳥インフルエンザなどの懸念が伴う。また、企業連携には地域での合意形成が図られていることが鍵となるが、検討対象の遊水地は市町界に位置し、隣接自治体も含め合意形成のため世論を盛り上げていくていく必要がある。


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