みちのくの森・きこり育成プロジェクト

課題

森林整備活動や森林資源の利活用への取組みが必須であ ることに加え、東日本大震災の被災地である宮城県におい て低炭素・循環型地域社会の形成に貢献する。

目標

• 森林整備と森林資源の利活用の担い手の育成に繋がる職能研修の開催
• 間伐や植林などの体験から林業への理解を促す森林体験活動の企画開催
• 森林環境講座による地域市民への普及啓発活動

活動内容

• 職能研修： 1 泊2 日の林業研修をプロの林業従事者を講師に招き全3 回開催予定だったが、3 回目が天候不良で中止になってしまったので、1 日で伐採と製材所の見学を盛り込んだスタディツアーとして行った。基本と応用のチェーンソーワークを学び、カスケード利用研修も盛り込んで知識や理解を深めた。
• 森林体験活動：拠点の森や近郊の森を会場に、県内外から20名程度を目標に受け入れ、植林、間伐、薪割といった森林での体験活動や、カスケード利用研修を行った。合計4 回開催。
• 森林環境講座：宮城県各地で一般市民を対象に、2 ～ 3 時間の森林資源利活用についての普及啓発とドキュメンタリー映像の上映を開催した。

達成できたこと

• 植林活動では、ヒノキの苗木を3,000本、スギの苗を1,400本という目標本数すべてを1.5haの面積に植えることができた。
• カスケード利用研修や森林体験活動、森林環境についてのセミナーや上映会を開催したことで、多方面から林業や関連産業についてのアプローチができ、参加者に興味関心を持っていただくきっかけになり理解に繋がった。
• 冬の伐採ツアーではリピーターが2 家族いらっしゃった。

達成できなかったこと

天候不良に見舞われ、職能研修であるきこり講座の3 回目で予定していたバックホーを使った搬出も含めた総合演習の開催ができずに終わってしまった。