「おおつち自伐林業振興会」づくり～先人から未来の子どもたちへの恩送り活動～

課題

高度成長期に入り、人々の生活様式は一変し、自分の持ち山に入って山の手入れを 行う人はほとんどいなくなり、地域の里山は荒廃した。森林整備を実践し集落の森を 再生することで、自然環境の回復を図る。

活動内容

• 集落営林を推進するため、森林所有者への説明会等開催により意識共有を図るとともに、現地調査を行うことにより対象森林を確保する。（対象森林所有者：50名、対象山林面積：24ha）
• 森林作業の新たな担い手の発掘や、地域環境教育を行う「森林教室」や「林業学校」の開催。（林業学校：10回、森林教室： 8 回）
• 再生可能エネルギー（特に薪）や薪ボイラー・ストーブの地域内普及を目指した各種イベント開催。

今後の課題

• 集落営林を母体として地域コミュニティーに働きかけ、"ひとつの集落、ひとつの林場"の実現と完成を目指す。
• 交流人口を増やすことに重点を置いた林業生産活動の人材育成は、これまで以上に活発に取り組む。
• 地元公民館・自治会組織等の各種団体、行政や釜石地方森林組合等と協働体制を維持し事業を展開していく。