助成について

在来馬と耕す ~地域文化継承と持続可能な農的暮らしの発信~

(特非) 都留環境フォーラム

活動地域 活動分野
山梨県都留市 環境保全型農業等
イベント参加者数
延べ90人
ホームページのページビュー数
360ビュー
メディア掲載回数
10回
目標達成度
90%
馬耕大会で犂(すき)を持つ参加者
馬耕大会で犂(すき)を持つ参加者

成果と工夫したポイント

馬耕や馬とのふれあいにより、イベントの参加者から持続可能な暮らしの良さについて感想が聞けた。化石燃料を使わずに耕す体験や、馬の飼育から馬が循環の媒介であることの体験は、持続可能性の実感を伴っている。

所在地

〒402-0031
山梨県都留市十日市場1531- 2
TEL:0554-46-0039
FAX:0554-46-0039
http://www.teforum.org

助成金額

平成26年度 3,000千円

助成の種類

入門助成
1年目
実践

課題

  • 農業人口の減少と高齢化、それに伴う食料自給率の低下
  • 今の農業が機械化され、化石燃料に頼るようになったという問題
  • 馬耕はトラクターに比べ効率が悪いという状況と、今継承しなければ、失われてしまうという文化

目標

  • 在来馬による循環型の農業や化石燃料に依存しない農法を開始。
  • どのように社会に対して持続可能性を示していくことができるか実践から見せる。
  • 地域市民に関わりを持ってもらうとともに、次年度以降の活動につなげる。

活動内容

馬耕ワークショップを16日間連続で開催し、馬小屋作りから馬の飼育、道具の修理、馬耕の練習を実践・開始。ワークショップの最終日には第1 回全国馬耕大会を実施し、会場地域の人々、50名程度が観覧に訪れ楽しんでもらった。
 馬の飼育から出る馬糞を田畑へ利用、餌は山・田畑の雑草や野菜残渣を利用し、循環型の栽培を開始。
 馬耕に必要なトレーニング方法を習得、さらに必要となる技術を身につけながら実践している。
 活動を清里ミーティングのワークショップを通じて発信し、国内の広域な関係者6 か所とつながりを持った。
 馬耕のニーズを把握するためのアンケート調査を実施、200件以上の回答を得て、ニーズ分析を行った。

達成できたこと

在来馬を飼い始め、循環型で化石燃料に依存しない栽培を開始でき、先行例となった。
 馬耕や馬とのふれあいを体験した参加者約30名から、持続可能な暮らしの良さについてコメントを得ることができた。
 馬との持続可能な暮らしに共感した全国的なメンバー11名で、はたらく馬協会を設立することになった。
 馬耕の活動が地域に認知され、会場場所を貸してもらう、道具を修理してもらうなど活動への協力が得られるようになった。

達成できなかったこと

地域の環境意識調査を水質調査で行ったが、汚染の実態が数値化できず目的を達成できず。
 生活排水が流れ込むすぐ下流であっても、元の水量が多すぎて検出できなかった。

今後の展望

さらに馬耕の実力をつけ、広域の様々な場所へ出張し、効率的な馬耕が実行可能になる。
 地域や国内の更なるネットワークを作り範囲を広め、子どもたちへも馬耕を伝えていく。


目次

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