活動地域 | 活動分野 |
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マレーシア | 大気・水・土壌環境保全 |
マレーシアの国立大学の研究者による試料水の農薬の分析は、信頼性が高く、検出されたエンドサルファンなど、子どもの健康に被害が出ている農薬の規制に行政が積極的に動き出した。
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平成26年度 1,865千円
複数年金額合計 1,865千円
一般助成
1年目
知識の提供・普及啓発
カメロン高地は、その涼しい環境を利用して、野菜、果物、茶などの栽培が行われているが、最大の課題は、農薬の使用による環境の汚染である。特に、河川水の汚染は、広範囲の人々に健康被害を与える可能性がある。
農薬を多量に使用しているカメロン高地の地域から流れているバルタム川、テロム川流域の6 地点を選び、これに河川水から取水している水道水を含めて、試料水を採取した。試料水の分析は、マレーシア国立大学(UKM)の研究者によって行われ、専門学術誌(Iranica Journal of Energy & Environment 6 ( 2 ):141-146)に発表された。また、分析の結果検出された農薬の危険性を含めて、行政者、市民、農民などに、注意を促すためのセミナーを2015年3 月6 日にカメロン高地で開催した。報道関係者も含めて116名が参加した。