活動地域 | 活動分野 |
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富山県 | 総合環境教育 |
富山県におけるESD 活動の推進に向けて、成果発表会として3 月7 日(土)にシンポジウムを開催し、総勢87名が参加した。当会・地域住民間での意識共有が成され、今後のESD 活動の意味付けができた。
〒930-0151
富山県富山市古沢254 富山市ファミリーパーク内
TEL:076-434-1316
FAX:076-434-1316
http://kintaroclub.org/
平成26年度 2,929千円
入門助成
1年目
実践
富山県におけるESD 推進は、主に学校教育を中心としており、地域住民等の学校外教育における取組みの推進は富山県全域では遅れている。それゆえ、地域におけるESD を受け入れる態勢の整備が課題である。
富山県全域におけるESD活動の実施と普及啓発をするため、呉羽丘陵・南砺市五箇山・立山町芦峅寺・小矢部市南谷・富山市山田の5 か所で活動する団体と連携し、ESD活動の開発・実践・評価の検討を行った。富山県内に一般公募( 3万部のチラシ発送)し、小学4 ~ 6 年生を対象に環境教育を実践した。呉羽丘陵を舞台とした「呉羽丘陵たんけん隊」には延べ55名、各地域を舞台とした「わくわく富山たんけん隊」には延べ16名の児童が参加した。この学習プログラムの担い手として、富山県内大学間横断サークル「ToyamaResCo(トヤマレスコ)」を立ち上げ、地域住民等との対話・交流・協働を推進した。
シンポジウムで行ったパネルディスカッションでは、地域住民側から、①活動の継続性について、②地域とのコミュニケーションについて、③組織における危機管理体制について、が主に課題として抽出された。今回は事業開始の初年度であったことからも、活動推進にあたり一般的な課題が抽出されたものの、基調講演の聴講を含め、環境教育・ESD に関心の薄い層に対しても、相当な意識付けができたと考えている。
連携先の地域住民等との事業の達成度は十分であった。しかし、各地域におけるステークホルダーとの連携において、限られた住民・団体との連携に留まった。
様々なステークホルダーとの連携と、それらを対象としたESD 普及啓発という点では不十分であった。今後は今年度の成果を活かし、より多くのステークホルダーとの連携を図り、一層のESD 推進を行いたい。