助成について

「土から学ぼう」参加型環境教育

(特非) スプリングボードユニティ21

活動地域 活動分野
北海道函館市 総合環境教育
イベント参加者数
延べ1,230人
土壌生物を調査した地点(ミミズ)
20地点
焼却しなかったため抑制できたCO₂
9,900kg
目標達成度
90%
ミミズ採取(楽しく競いながら調査実施)
ミミズ採取(楽しく競いながら調査実施)

成果と工夫したポイント

敬遠されがちなミミズを楽しく小学生に採集してもらおうと、「多くとったで賞」で競った結果、1 位127匹、2 位118匹。最少の人は32匹だったが特大ミミズ2 匹捕まえたので「大きかったで賞」で盛り上がった。

所在地

〒041-0811
北海道函館市富岡町1 - 5 -11
TEL:0138-45-7576
FAX:0138-45-7701
http://www.springboard.jp

助成金額

平成26年度 2,941千円
平成25年度 3,200千円
平成24年度 2,998千円

助成の種類

一般助成
3年目
知識の提供・普及啓発

課題

国道沿いの花が元気に咲かなくなったのは、土に原因が あるのではないかと気づき、良い土にミミズが多くいると の知識から、ミミズを採集し調査することで、身近な花活 動から環境について学べるきっかけをつくりたい。

目標

  • 環境保全向上の意識をもった人づくりを目指し、小学生の頃から身近な活動をとおして理解しながら学ばせたい。
  • 最初はミミズを気持ち悪がっていた小学生が、楽しい活動内容に興味を示し、参加意識が向上した。

活動内容

【活動】:市民フォーラム4 回実施、延べ420人・フィールドワーク(ミミズ採集)10回実施、調査地点20箇所、延べ230人・ワークショップ6 回実施、延べ150人・ミミズの標本づくり4 回実施・トビムシ採集2 回実施・土壌と花との関係等勉強会5 回実施・生ゴミコンポスト実施・雑草量を軽量しCO₂抑制値の計測を実施・ミミズマップを作成しデータ化、WEBで公開発信。
【製作物】:植物廃棄物堆肥化パンフレット1000部製作。市内の小中学校や学校関係者、行政などに配布し、小学生がミミズを採取し堆肥づくりに取り組んでいることがわかり一般家庭での生活向上にもつながった。豆本トビムシのお話:200部製作。

達成できたこと

  • 4 ヶ月の活動で発生した雑草4485kg(湿重量)をゴミとして焼却しなかったため約3300kg のCO₂抑制を3 年間継続。
  • ミミズの標本づくりを専門家に頼らず地元で実施するには、作業員の知識と力量不足を危惧していたが、函館工業高等専門学校の協力指導により調査員として2 名育成できた。
  • 市民フォーラム4 回、勉強会5 回、ワークショップ7 回、土壌生物調査7 回、土壌調査地点20箇所、調査人数延べ230人。

達成できなかったこと

土壌生物であるトビムシ採取にも取り組んだが、ミミズと違い肉眼では判断しにくい生物であリ、薬剤や機器の準備調達もできず、自分たちで標本づくりができず残念だった。

今後の展望

今後もミミズの調査を継続し、ミミズマップをWEB で更新していくことで大勢の目に留まり、環境保全の意識向上につながるとともに、小学校の教材としても活用してほしい。


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