助成について

メコン流域3カ国における「人びとの物語」を活用した環境教育活動

(特非) メコン・ウォッチ

活動地域 活動分野
ラオス人民民主共和国、カンボジア王国、タイ王国 総合環境教育
イベント参加者数
延べ55人
目標達成度
40%
ラオス南部で村人から物語を聞き取る様子
ラオス南部で村人から物語を聞き取る様子

成果と工夫したポイント

延べ55名の日本の市民が参加した公開セミナー、英文ブックレットの発行、ウェブサイトの開設を通じて、メコン河流域の伝承から自然資源利用、環境保全のあり方を考える意義を分かりやすく提示することができた。

所在地

〒110-0016
東京都台東区台東1 -12-11青木ビル3 階
TEL:03-3832-5034
FAX:03-3832-5039
http://www.mekongwatch.org

助成金額

平成26年度 3,200千円
複数年金額合計 3,200千円

助成の種類

一般助成
1年目
知識の提供・普及啓発

課題

自然資源に依存した生活が営まれてきたメコン地域では、急速な経済発展の下で自然資源の劣化・伝統的な自然資源利用の知恵の喪失が著しい。一方、外から持ち込まれた環境保全事業は地域の生活から乖離しがちである。

活動内容

ラオス、カンボジア、タイ出身ないしは3 カ国に確固たる知見や活動基盤を持つ7 名のチームよって、3 カ国6 地点で環境や資源管理にまつわる伝承(「人びとの物語」)104編を文字・音声・画像・映像で記録し、その結果を市民公開セミナーを通じて発信し、解説と17編の物語から成る英文ブックレットおよびにまとめた。2 年目は、こうした成果をもとに3 カ国でワークショップなど具体的な環境教育活動を実施する。

今後の課題

初年度の事業の成果として収集・英訳した「人びとの物語」を、実際の環境教育、地域の環境保全の現場にどのように還元するかが2 年目の課題となる。参加型の教育・活動を目指すと同時に、現地で継続して使われる教材・手法を考案する必要があり、開発教育の専門家や現地の関係者の意見を十分に聞きながら活動を組み立てる。


目次

このページの先頭へ