生物多様性に影響を及ぼす奨励措置に関する研究・提言(継続3 年目)~愛知ターゲット目標3 の達成とグリーン経済への転換に向けて~
(特非)野生生物保全論研究会
- イベント参加者数
- 延べ16人
- ホームページのページビュー数
- 1,073ビュー
- 他団体からの招聘
- 5 回
- 目標達成度
- 80%
エコプロダクツ出展
成果と工夫したポイント
研究分野の異なる人たちと委員会という形式で原稿執筆者に報告を行うことで、異なる視点を織り込むことができた。報告書は、3 年間で3 冊発行することができた。
所在地
〒180-0022
東京都武蔵野市境1 -11-19 モウトAPT102号室
TEL:0422-54-4885
FAX:0422-54-4885
http://www.jwcs.org/
助成金額
平成26年度 2,900千円
平成25年度 2,760千円
平成24年度 2,881千円
助成の種類
一般助成
3年目
調査研究
課題
愛知目標3 は、取り組みにくいテーマであることから、研究者とNGO が連携して、生物多様性に正および負の影響を及ぼす奨励措置について自然・社会の両面から研究し、目標3 の達成に向けた提言が必要である。
目標
- COP12に向けて、愛知目標3 について研究し、提案をする。
- 「 生物多様性と奨励措置」についての研究を促し、一般に普及する。
- 委員会の活動を通して集めた知見を、具体的な地域での活動に提供する。
活動内容
- 委員ごとにフィールドを持ち、委員会では委員の発表に対し他の委員から意見を募ったりし、委員会は3 年間で合計8 回行った。
- 委員数名で現地調査を行った。宮城県石巻市北上町十三浜地域、岩手県宮古市重茂、千葉県九十九里浜(一宮町九十九里浜、屏風浦、九十九里町片貝漁協)/ 勝浦海岸、沖縄県嘉陽海岸、泡瀬干潟、三重県志摩市。
- 毎年、報告書を作成し配布した。
- 報告書等を生物多様性条約締約国会議COP11、COP12で配布。
- 研究報告会を開催。
- 勉強会を開催。「愛知ターゲットと日本のマグロ外交」、「生物多様性の現状と展望」
- エコプロダクツ展に2 回出展。
達成できたこと
- 環境経済政策学会(2012、2013)、野生生物と社会学会(2014)で報告し、日本で唯一の研究として研究者に関心を持ってもらうことができた。
- 報告書を英訳し、生物多様性条約締約国会議時(2012、2014)に配布したり、HPに掲載したりした。会議場でのNGO による新聞"eco"に掲載された。
- 研究報告会やIUCN-Jのイベントなどで、回数を重ねるごとに行政の参加者が増えた。
達成できなかったこと
- 研究者以外の一般の人たちに関心を持ってもらうことはあまりできなかった。
- 省庁や自治体担当者で関心はある人たちはいるということは実感できたが、政策を変更するほどマンパワーが足りなかった。
今後の展望
奨励措置の研究から、愛知目標への資源動員や地域創成への提案に発展させたい。
目次