助成について

ラオス国における学校を中心とした持続可能な植林活動による環境保全

(特非) 日本ハビタット協会

活動地域 活動分野
ラオス人民民主共和国 ルアンパバン県 総合環境保全活動
ワークショップ参加者数
延べ3,908人
植林面積
108.1ha
植林参加人数
1,227人
目標達成度
90%
次世代を担う子ども達による環境保全
次世代を担う子ども達による環境保全

成果と工夫したポイント

環境教育だけでなく、種からの苗木育成と育った苗木の植林という実践を取り入れることで、12校において自主的な環境保全活動が推進されている。

所在地

〒102-0083
東京都千代田区麹町1 -12 ふくおか会館1 階
TEL:03-3512-0355
FAX:03-3512-0358
www.habitat.or.jp

助成金額

平成26年度 2,900千円
平成25年度 2,900千円
平成24年度 2,471千円

助成の種類

一般助成
3年目
実践

課題

ラオスでは経済発展と都市集中化の過程で、森林面積が約40%に減少し、水源涵養機能などが減退している。経済発展により生活が向上する一方で、人々の暮らしに必要な水等の生活基盤が無意識の内に失われつつある。

目標

学校を中心とした持続可能な植林活動のモデルケースを確立し、ラオス国全体で地域が主体となった植林活動を進めることにより、人々の暮らしと環境の双方が守られたまちづくりを推進し、ラオス国の発展に寄与する。

活動内容

  • 地域住民や自治体、農業局、森林局と協力し、3 年間で108.1ha、41,812本の植林を実施した。
  • 2 年間で延べ3,908人を対象としたワークショップを開催した。
  • 延べ住民4,000人への啓発活動の実施。それにより植林活動に参加する住民数が増加した。
  • ワークショップや苗木育成の実践を通して、学校自体が自主的に環境保全に取り組むようになった。
  • 現地ネットワークが強化拡大され、パクウー地区から始まった本事業はシエングエン地区、ルアンパバン地区へと広がり、2015年度はナン地区と隣県サイニャブリー県で展開される。

達成できたこと

  • 暮らしにも役立つ植林という認知が高まり、住民延べ1,227人が参加することで、広範囲で自主的な植林活動が推進された。
  • ワークショップを実施した8 校の内3 校が、近隣の学校4 校へ環境教育の指導を行うようになった。地域において、1 学校が中心となり植林活動を通した環境保全が継続的に行われている。
  • ワークショップを実施した学校8 校において、校内緑化やゴミ分別などの自主的な環境保全活動が行われるようになった。

達成できなかったこと

各活動において、地域住民、学校、自治体などが積極的に活動を行うようになったが、それらを統括管理する現地主体の管理体制の構築までには至らなかった。

今後の展望

有能なラオス人を雇用し、彼らの事業の運営管理能力を向上していくことで、事業を引き継ぎ発展させる現地主体の運営管理体制を構築する。


目次

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