海洋油流出事故等の環境災害時に備えた被害評価法の確立を目指し、渥美半島周辺をモデルとして市民参加型の沿岸域・海洋環境調査によるデータ収集、普及啓発等を実施。併せてインターネットを通じてそれら情報の共有化と普及を目指す。
市民参加型の自然資源損害評価を用いたアセスメント手法の確立を試みる活動であり、必要性と先駆性を十分に備えた有益かつ公共性の高い活動となっている。地域での合意形成を上手に達成し、他団体との協働を成功させており、また、一般市民や小学生も参画できる環境教育活動としての効果が高い活動である。
今後は、油濁事故の防止及び自然資源回復という目的に向け、人材育成及び地域海岸保全モデルの創出を視野に入れての活動の発展が望まれる。
※評点について:評点は、下記の5段階評価としています。
評点 | 内容 |
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A | 極めて高く評価できる水準・状況・結果である |
B | ある程度高く評価できる水準・状況・結果である |
C | 普通の水準・状況・結果である |
D | やや不満足な水準・状況・結果である |
E | 極めて不十分な水準・状況・結果である |