地球環境基金 若手プロジェクトリーダー1~3期生の集合写真
平成26年度からスタートした「若手プロジェクトリーダー研修」は3年目を迎えました。平成28年度の第一回研修は、1期生12名、2期生9名、3期生12名を対象に、7月19日(火)・20日(水)に国立オリンピック記念青少年総合センター(東京)において開催しました。
1期生向け研修
研修のねらい
研修生ひとりにつき4分間以内で、昨年度の活動内容とその成果について発表を行いました。
明治大学専門職大学院 ガバナンス研究科教授の松浦 正浩(まつうら まさひろ)氏を講師にお招きし、利害調整や交渉の理論について三つのテーマから講義を行っていただきました。研修生同士が架空の人物になりきり、利害調整を実践するワーク等を行い、実際の合意形成の難しさについて体験をしました。
研修2日目は、(有)環境とまちづくり 代表であり、徳島大学地域創生センター客員教授の澤田 俊明(さわだ としあき)氏を講師にお招きし、利害調整や交渉の実践について講義とワークを行っていただきました。研修生は特に、澤田先生が普段活動されている徳島県上勝町についての講義に関心を寄せていました。
日時 | 平成28年7月19日(火)10:00~7月20日(水)15:30 |
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場所 | 国立オリンピック記念青少年総合センター |
内容 | 【研修一日目】
【研修二日目】
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講師 | 1日目 松浦 正浩 氏 / 明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科教授 2日目 澤田 俊明 氏 / (有)環境とまちづくり・代表 徳島大学地域創生センター客員教授 |
東京大学工学部土木工学科卒、マサチューセッツ工科大学都市計画学科都市計画修士(Master in City Planning)およびPh.D. (Urban and Regional Planning)。(株)三菱総合研究所研究員、東京大学特任准教授等を経て、2016年4月より現職。
専門は合意形成論、都市環境政策、最大限の相互利益をもたらす交渉と利害調整の方法論、持続可能なガバナンス、社会規範と制度の交錯に関する研究。
主な著書に『実践!交渉学:いかに合意形成を図るか』(筑摩書房)『Localizing Public Dispute Resolution in Japan』(VDM、2008)、『コンセンサス・ビルディング入門』(共訳、有斐閣)ほか論文多数。
1954年愛媛県生まれ。徳島大学大学院博士後期課程修了。技術士(建設部門、都市及び地方計画)、博士(工学)、自然体験活動NEAL主任講師、ヤマビコ認定士1級/徳島県景観アドバイザー、全国棚田(千枚田)協議会特別委員。主体的な参加のデザインの視点から、まちづくり・自然体験・棚田保全・森林空間活用・水辺空間利用等の分野での、多面的な実践活動のほか、成熟社会での新たな公共空間像を目指した合意形成支援活動に積極的に参画している。ボランティア認証登録制度・ヤッホー調査活動等の創設。(徳非)郷の元気代表理事、(一社)かみかつ里山倶楽部代表理事、地域環境学ネットワーク設立発起人、ほか。