研修・講座について

平成29年度 第一回若手プロジェクトリーダー研修を開催しました


若手プロジェクトリーダー2~4期生の合同オリエンテーションにて

平成26年度からスタートした「若手プロジェクトリーダー研修」は4年目を迎え、2期生8名、3期生10名、4期生10名を対象とした平成29年度第一回の研修を、7月4日(火)・5日(水)に国際ファッションセンター KFC Hall & Rooms(東京)において開催しました。

2期生向け研修

研修のねらい

  • 各自のプロジェクトにおいて、人々を巻き込み影響力を持続させるための課題を明確化し、改善プランを策定する。

研修一日目

合意形成のコミュニケーション 講師 / 百武 ひろ子氏

県立広島大学大学院の百武ひろ子氏を講師にお招きし、普段のコミュニケーションの中で難しいと感じる場面を掘り下げて考え、全員がファシリテーターの役割を体験するロールプレイを行うことを通して、よい合意形成のあり方や合意形成のプロセスをデザインするということについて学びました。

研修二日目

発表「これまでのプロジェクトの成果と達成度」

3年間のプロジェクトの最終年を迎えた研修生が、これまでの成果を振り返り、特にステークホルダーの巻き込み・協働に関する課題や改善策を発表しました。

ミニレクチャー「巻き込む、協働する、他者と共に動く」

グループディスカッション
発表「プロジェクトの改善プラン」 講師 / 平野 彰秀氏、池本 桂子氏

多様なステークホルダーを巻き込んで地域づくりの活動を実践している平野彰秀氏とアドボカシーの実践にあたり様々な利害関係者との協働を行っている池本桂子氏から、ご自身の体験を交えた講演をしていただいた後、先ほど発表した各自の課題と改善策をグループ別にディスカッションしました。講師のお話をヒントに課題の本質を深掘りしたり、研修生同士の意見交換から新たな視点を得たりして、最後にはそれぞれがブラッシュアップした改善プランを発表しました。

開催概要

日時 平成29年7月4日(火)10:00~7月5日(水)15:30
場所 国際ファッションセンター KFC Hall & Rooms
内容 【研修一日目】
  • (合同オリエンテーション)
  • 合意形成のコミュニケーション

【研修二日目】
  • 発表「これまでのプロジェクトの成果と達成度」
  • ミニレクチャー「巻き込む、協働する、他者と共に動く」
  • グループディスカッション
  • 発表「プロジェクトの改善プラン」
講師 県立広島大学大学院 経営管理研究科 ビジネスリーダーシップ専攻長 教授、NPO法人合意形成マネジメント協会 理事長、博士(工学)、一級建築士 百武 ひろ子氏
NPO法人地域再生機構 副理事長 平野 彰秀氏
認定NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会 常務理事 池本 桂子氏

講師紹介

百武 ひろ子氏/県立広島大学大学院 経営管理研究科 ビジネスリーダーシップ専攻長 教授、NPO法人合意形成マネジメント協会 理事長、博士(工学)、一級建築士

早稲田大学理工学部建築学科卒業後、同大学院修士課程に進む。修了後 ㈱野村総合研究所に勤務。退社後渡米。ハーバード大学デザイン大学院(GSD)都市デザイン修士取得後帰国。
2004年有限会社プロセスデザイン研究所を設立。
主にまちづくりの分野で社会的合意形成に関わるプロジェクトを企画・運営するとともに、合意形成をトータルデザインし、実際にそのプロセスを動かすことのできる人材の育成を行ってきた。
さらに建築デザインのバックグラウンドを生かし、地域資源を生かした参加型アートイベント、インスタレーションを実施している。

平野 彰秀氏/NPO法人地域再生機構 副理事長

1975年岐阜市生まれ。東京大学工学部都市工学科卒、同大学院環境学修士。北山創造研究所で商業施設プロデュースに携わった後、ブーズ・アレン・ハミルトン(現ブーズ・アンド・カンパニー)にて、大企業の経営戦略コンサルティングに従事。2008年春、ブーズ・アレン・ハミルトンを退職し、岐阜にUターン。2009年秋より、地域再生機構理事に就任。2011年秋より、郡上市白鳥町石徹白在住。2014年春、石徹白農業用水農業協同組合を設立し、集落ほぼ全戸出資による小水力発電所建設に携わる。2016年、石徹白番場清流発電所稼働開始。
現在、石徹白農業用水農業協同組合参事、石徹白地区地域づくり協議会事務局、NPO法人HUB GUJO 理事、岐阜県小水力利用推進協議会事務局、全国小水力利用推進協議会理事ほか。

池本 桂子氏/認定NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会 常務理事

1975年東京生まれ。女子栄養大学で管理栄養士資格取得後、公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会に入職。会員管理やイベント運営等の経験を積んで、3年後に退職し、フリーランスに。認定NPO法人野生生物保全論研究会など、自然環境・野生生物保全活動分野の複数NPOでバックオフィス業務を担当した。様々な団体を比較しながら、裏方業務にコストをかける団体は、活動でもよい成果をあげると強く信念を持つに至る。並行して、NPO・NGO・市民活動の法人制度や税制にも関心をもち、認定NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会の運営委員を務める。2010年からは職員となり、国会議員や行政への政策提言活動で事務局業務全般を担当。2015年7月より常務理事に就任。

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