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2016年度 全国高校生の環境活動

北海道から沖縄まで、日本全国で高校生が熱心に環境活動に取り組んでいます。
高校生の環境活動の特長は、地球温暖化対策や生物多様性保全、リサイクルといった課題はもちろん、「地域」の環境テーマに多岐にわたって取り組んでいることといえます。
2016年増えたキーワードは、獣害、大気環境、海ゴミ、放置竹林など。また、「自分たちにできること」や「未来の環境」を合言葉に取り組んでいます。
2016年度、「第2回全国ユース環境活動発表大会」に応募いただいた取組をご紹介します。

北海道ブロック(4団体)

札幌新陽高等学校

アグリクラブ

廃棄コーヒー豆の堆肥化による再利用への挑戦

廃棄するはずのコーヒー豆を無償で譲り受け、学校の畑で堆肥化実験を行っている。低コスト・低労力・簡易的なリサイクル法で循環リサイクルを普及させて、廃棄物問題と向き合うことを目的に、産業廃棄物の再利用による環境負荷軽減、環境と人・生物に優しい農業を実践している。

北海道帯広農業高等学校

十勝川多自然川づくり班

十勝川中流部における湿地再生と生物多様性の回復

十勝川流域は河川整備事業により、かつての湿地の98%を消失。生物多様性の危機に瀕しており、行政と市民、高校生との「協働」の川づくりとして、湿地再生による生物多様性回復を目指した活動を展開している。

写真:北海道帯広農業高等学校の活動

北海道標茶高等学校

エゾシカ革の有効活用プロジェクト

ヒトとイノチをつなぐエゾシカレザー

エゾシカが牧草やデントコーンを食べてしまう深刻な問題がある。エゾシカは、地球に生息している一つの尊い命でもあるが、エゾシカレザーを用いたオリジナルアクセサリー「チャックの引手」を製品化したことで北海道の特産品となる可能性を発信することができた。

写真:北海道標茶高等学校

北海道標茶高等学校

北海道標茶高等学校敷地内ガイドプロジェクト

地域の魅力発信!軍馬山フットパス

軍馬山には多様な環境が存在しているにもかかわらず、地域からの認知度が低い。そこで、地域の自然を知ってもらう舞台とし、私たちが地域に発信していくことを決意し、フットパスやガイドを中心とした発信活動をしている。

写真:北海道標茶高等学校
東北ブロック(6団体)

青森県立名久井農業高等学校

TEAM FLORA PHOTONICS

草花による室内空気浄化活動

植物は空気浄化をはじめ、花の色や香りでストレスを緩和する能力がある。私たちは、草花による空気浄化とストレス解消ボランティア活動に取り組み、今までは難しかった浄化力の高い屋外の草花を室内に持ち込むことに成功した。

写真:青森県立名久井農業高等学校の活動

秋田県立大曲農業高等学校

生物工学部

酸性の湖、田沢湖の中性化 ~クニマスの未来をかけた取り組み~

酸性の田沢湖の水が電気分解によって中性になるまでの時間や効率を調べ、ほかの方法と比較し、最も効率の高い中性化方法を模索した。しかし中性にはならず、どの方法も一長一短があり、一つの方法に絞ることはできなかった。

写真:秋田県立大曲農業高等学校の活動

宮城県農業高等学校

科学部復興プロジェクトチーム

津波地域を甦らせる! ~目指すはバラと食物連鎖を利用した環境修復型農業~

東日本大震災1年後、「復興プロジェクトチーム」を立ち上げ、「桜保存プロジェクト」を始動。環境修復型農業が必要だとしてさらなる研究を開始。浜に自生する植物を参考に、栽培に有効な植物の検索から始めた。

写真:宮城県農業高等学校の活動

宮城県村田高等学校

JRC部

町の未来を考えた心温まる地域連携活動

毎週行う町のゴミ拾い活動、村田小学校と町特産白菜の種まき・苗植・収穫、村田第一中学校へ の出前講座と両校吹奏楽による特別養護老人ホームでのコンサート。熊本地震の際にはいち早く募金活動を行い熊本赤十字に送金した。

写真:宮城県村田高等学校の活動

山形県立酒田光陵高等学校

エネルギーで環境保全隊

再生可能エネルギーを利用して、環境保全に全力でエネルギーを注ごう!

再生可能エネルギー装置を設置し利用することで、自然環境保護にどれだけ貢献できたかを数値化して検証した。結果、エネルギー消費が地球温暖化に与える影響を考察し、日常生活で地球温暖化対策にどう取り組むかを考えている。

写真:山形県立酒田光陵高等学校の活動

福島県立平工業高等学校

生徒会

社会福祉や国際貢献を通じた環境活動の取り組みについて
~すべては喜んでくれる人たちの笑顔のために~

1.アルミ缶回収による特別養護老人ホームへの車椅子寄贈、2.使用済プリペイドカード、インクカートリッジ・トナーカートリッジ回収による開発途上国支援、3.ペットボトルキャップ回収による開発途上国支援、4.アフリカ・マリ共和国への支援物資発送。

写真:福島県立平工業高等学校の活動
関東ブロック(15団体)

群馬県立伊勢崎興陽高等学校

植物バイオ研究部

廃棄野菜の総合的な活用

放置竹林の竹をチップ化し、これをエリンギ栽培に用いた。慣行法のきのこ栽培方法で用いていた広葉樹材のオガクズと米ぬかなどの栄養体の双方が、未利用資源に置換され、環境負荷を伴わない、栽培技術の確立を実現させた。

写真:群馬県立伊勢崎興陽高等学校の活動

群馬県立利根実業高等学校

生物資源部

赤城山北西麓におけるイノシシの生態・行動調査と侵入防護柵の製作

環境への配慮を目的に、イノシシの生態・行動を利用した、移動が可能で、簡易的な仮設型侵入防護柵の研究に取り組む。また防護柵の製作にあたり、農業廃材を使用し費用0円を目指して活動を進めている。

写真:群馬県立利根実業高等学校の活動

群馬県立利根実業高等学校

生物資源部

赤城山北西麓におけるニホンジカの生息・行動サイクル調査

シカの侵入防護柵による「被害管理」と間伐による「生息地管理」に成功。標高700mの森林地帯では、シカの季節ごとの個体数変化と行動サイクルについて科学的なデータを収集することができた。

写真:群馬県立利根実業高等学校の活動

群馬県立尾瀬高等学校

理科部

尾瀬国立公園大清水湿原の復元に向けて

大清水湿原でミズバショウの生態やその移植方法などを調べ、湿原の復元に向けた活動を行っている。活動を通して、ミズバショウの移植は可能であるが、動物によるミズバショウへの被害(外的要因)を減らす工夫が肝心となることが分かった。今後、住民や地元関係者に聞き取り調査を行う。

千葉県立津田沼高等学校

鳥類班

~谷津干潟のアオサと水鳥が共生できる未来を信じて~

谷津干潟自然観察センターや東京湾ぐるっとクラブの皆様と協力して谷津干潟をより良い環境にするために、アオサの駆除やアオサの利用法、水鳥がエサを食べやすくなるようにアオサをかき分けて潮の流れを作る作業などをしている。

写真:千葉県立津田沼高等学校の活動

千葉県立津田沼高等学校

アオサ班

アオサから始める谷津干潟保全 ~有効活用への道~

本校に隣接する谷津干潟では、近年アオサの大量発生により、アオサの腐敗による悪臭、底生生物の窒息死、水鳥への悪影響などの問題がある。私たちはこの問題を解決するため、バイオエタノール化をはじめとしたさまざまな研究に取り組んでいる。

写真:千葉県立津田沼高等学校の活動

お茶の水女子大学附属高等学校

環境チーム

ファッションと環境問題 ~〈服〉で地球に幸〈福〉を~

関心を持ちやすく、楽しみながら問題解決に繋げていけると思い、身近な服を通じて「ファッションと環境問題」というテーマを設定。「知る」、「広める」、という二つの観点に基づいて活動している。

写真:お茶の水女子大学附属高等学校の活動

法政大学女子高等学校

エコ・アクション・プロジェクトチーム

横浜・鶴見をドングリの森に ~小鳥やリスがやってくる町~

横浜市環境創造局を訪問し、森林やみどりの保護活動を通じて「生物多様性」、「水とみどり」の活動に参与できないか模索を始めた。里山で採集した「コナラの実」を校内に植え育て、これを横浜の町に出て子どもたちに配りたいと考えている。

写真:法政大学女子高等学校の活動

神奈川県立中央農業高等学校

養豚部班

地域資源を活用した新たなリサイクルループの確立を目指して

食品廃棄物を利用し、環境に優しい豚肉開発に取り組む。リキッド発酵飼料や酵母発酵パン飼料を肥育豚に給与し、低コストで美味しいブランド豚肉を開発。さらにこれらをハンバーグなどに加工、デパートなどで販売し6次産業化を実現した。

写真:神奈川県立中央農業高等学校の活動

慶応義塾湘南藤沢高等部

有志団体 環境プロジェクト

未来の環境は私たちの手に

「身の回りの全ての、もの・こと・人のつながり」を環境と捉え、環境に興味を持ち、「縦・横・斜め」の関係を構築。メンバーがそれぞれ別々の環境活動へアプローチができるような柔軟な仕組みを取っている。

写真:慶応義塾湘南藤沢高等部の活動

静岡県立富岳館高等学校

農業クラブ

地球温暖化から緑を守れ

富士山高原で採取したシバフタケから「AOH」の抽出に成功。塩・乾燥ストレス下での植物への影響を検証。現在、東北沿岸では海岸堤防で見られる塩ストレスや乾燥ストレスが法面のシバの生育を抑制、整備の課題となっているため、これを改善したい。

写真:静岡県立富岳館高等学校の活動

オイスカ高等学校

生徒会

LOVE GREENプロジェクト

「地球温暖化対策、生態系の保全活動、地域貢献」のために植林緑化活動を行い、CO2削減や利他の心を育むことを目的に、アジア太平洋への環境保全活動~自分たちにできること~の取組みをしている。

写真:オイスカ高等学校の活動

静岡県立浜松城北工業高等学校

環境部

「地球にやさしいエンジニアを目指して!」

1.年間を通して行われる地域の自然を守る環境ボランティア活動、2.校内の「城北の森づくり」と本校の「城北の森」をモデルにした地域での森づくり活動の推進、3.「バスによるエコツアー」での聞き取り調査と「環境教育新聞づくり」など。

写真:静岡県立浜松城北工業高等学校の活動

静岡県立静岡農業高等学校

松葉研究班

松葉を地域資源とし活用して発信する

三保松原の剪定されてしまう松葉を有効的に活用し、松原と人が共生できるような保全活動をしたいと考え手打ちの松葉うどんを開発した。この松葉うどんを提供していくことで松葉の有用性を地域住民やイベント参加者に広めることが出来た。

写真:静岡県立静岡農業高等学校の活動

山梨県立甲府南高等学校

生徒会

Neco・プロジェクト(南高エコ・プロジェクト)

環境美化活動を通して出来る、ボランティア活動「エコ・ボラ」を合い言葉に、他者への思いやり・感謝の気持ちを育む。主な活動は、グリーンカーテンの設置、ペットボトルキャップ集中回収、電気・水道の使用量の前年度比較の調査など。

写真:山梨県立甲府南高等学校の活動
中部ブロック(13団体)

長野県飯田OIDE 長姫高等学校

コンピュータ制御部

地球を守れ!テックレンジャー

部活動で代々引き継がれている「テックレンジャー」。“自然と共存する人間”をテーマとし、子供が興味を持つように悪も登場するヒーローショーとしている。「ゴミのポイ捨てをやめよう!」運動など、地域住民と共に街を守り続けている。

写真:長野県飯田OIDE 長姫高等学校の活動

エクセラン高等学校

環境科学コース

「自然と人」「社会と人」「人と人」をつなぐエクセランエコプロジェクト

特定外来種オオキンケイギク駆除活動、特定外来種アレチウリ駆除活動、在来種・希少種カワラナデシコの補植活動、クズ蔓の駆除とリース作り、竹林の調査と整備・利用活動、太陽光発電所の調査とアンケート調査、エコスクールの開催など。

写真:エクセラン高等学校の活動

長野県南安曇農業高等学校

土木研究部

再生コンクリートの活用で循環型社会の構築を目指して

廃コンクリートを配合したコンクリートが構造物として必要な強度を持たすことができるのか、圧縮強度試験を実施。結果、構造物に耐えられる強度のコンクリート作りに成功。このエコなコンクリートを使用し様々なグッズを試作し、地域へPR活動を行っている。

写真:長野県南安曇農業高等学校の活動

岐阜県立恵那農業高等学校

環境科学科

空心菜栽培による地域貢献・支援活動

岐阜県恵那市の阿木川ダム湖に発生したアオコを防ぐため、浮島での空心菜栽培を考案。ダム湖の水質浄化はもちろん、ミニ浮島や空心菜レシピ、空心菜茶の開発も行い、地域の協働活動のシンボルとなっている。

写真:岐阜県立恵那農業高等学校の活動

岐阜県立加茂農林高等学校

ハイビスカス・ローゼル

地域の里山環境の改善 ~耕作放棄地の活用方法の提案~

「耕作放棄地」で地域の方たちと連携し、「ローゼル」という植物の栽培を開始。使われていない畑を有効に活用することで里山の景観が守られ、需要のある農産物を生産することで単発的な活動ではなく継続した活動となる。地域の里山環境が今よりも良くなってくると思う。

岐阜県立岐阜工業高等学校

化学研究部

いやな未来を消すけしゴム ~笑顔の輪を広める環境活動~

1.エコ製品開発や環境調査の研究活動、2.3Rをクリアしたエコ消しゴムづくりの啓発活動、3.東日本大震災被災地支援活動で被災地から学んできた『自然との共存』などを地域の方々に伝える活動、4.発展途上国などの環境破壊に対する活動など。

写真:岐阜県立岐阜工業高等学校の活動

岐阜県立飛騨高山高等学校

森林活用班

本校演習林の木を使って家を建てよう

地元企業等と協力し、本校演習林の木を使って「家」を建てることで、伐採・運搬・製材・加工・販売という「川上から川下まで」を明らかにし、地元で育てた木を地元で活用することで、あらためて木のもつ役割や魅力を発信することをねらいとした活動。

写真:岐阜県立飛騨高山高等学校の活動

愛知県立木曽川高等学校

総合実務部

「消えたイタセンパラ」 (今、わたしたちにできる事は何?)

1994年の調査で確認されたのが最後となった木曽川の固有種のイタセンパラが発見され、本校で「イタセンパラの飼育をしたい」「何かできることはないか」と考え、有志でイタセンパラの校内での飼育活動を行うこととなった。

写真:愛知県立木曽川高等学校の活動

愛知県立南陽高等学校

Nanyo Company部

カーボン・オフセットを活用した環境保全の取組

フェアトレードやカーボン・オフセットを活用し、地域貢献を目的として、環境意識向上、さらなるカーボン・オフセットの普及啓発のために活動をしている。EVIマークを活用した商品を開発し販売を行うことで、環境の保全ができると考えている。

写真:愛知県立南陽高等学校の活動

名古屋経済大学高蔵高等学校

理科部

山崎川から学んだこと

掃除を通してボランティア精神をはぐくみ、地域の人々と交流する。また生物調査や外来種を駆除することで環境について考え、自然と人とが共存する持続的な社会について考えることを目的に、山崎川を通して、人と人の交流と環境に関して学んでいる。

写真:名古屋経済大学高蔵高等学校の活動

愛知県立佐屋高等学校

名古屋城ヒメボタル守り隊

名古屋城いにしえのヒメボタルは、私達農業高校生が守る

尾張地域で絶滅の危機に瀕しているヘイケボタルの自然繁殖にも成功。実践により身に付けた環境保全の知識と技術を活用して、名古屋城のヒメボタルの保全活動に携わっている。

写真:愛知県立佐屋高等学校の活動

愛知県立時習館高等学校

SSH生物部環境班

三河湾の環境調査

東三河の高校生を対象に「東三河海洋環境探究講座」を毎年実施。その中で、三河湾の環境指標調査を平成20年度から継続して行い、三河湾の環境の保全に役立てることを目的として地域に広報活動をおこなった。

写真:愛知県立時習館高等学校の活動

三重県立名張西・名張青峰高等学校

科学部

三重県名張市青蓮寺ダム周辺の獣害に関する調査

「自動撮影カメラによる水田を荒らすイノシシ等の調査」と「ラジオテレメトリー法によるニホンザルの群れの調査」を継続して行った。また、地元の農家の方々や猟友会の方々に向けての調査結果報告会を行った。

写真:三重県立名張西・名張青峰高等学校の活動
近畿ブロック(21団体)

滋賀県立八日市南高等学校

ランドスケープデザイン班

猪子山 ~異年齢交流による里山保全活動の10年~

猪子山の麓にある能登川南小学校での環境学習のコーディネートなど異年齢交流を手法とした活動を展開。持続可能な社会実現に向けて主体的に行動できる人材の育成を目指している。

写真:滋賀県立八日市南高等学校の活動

京都市立伏見工業高等学校

バイオマス温度差発電グループ

木質バイオマス利用温度差発電

バイオマス温度差発電は、森林や竹林から出る間伐材を熱エネルギー資源として活用し、排熱を利用して発電する温度差発電を組合せたもの。私たちは、個人や小規模単位で資源として利用するバイオマス利用技術の研究を始めた。

写真:京都市立伏見工業高等学校の活動

京都府立綾部高等学校

分析化学部

地域と歩む由良川保全活動 ~広がれゴミ回収プロジェクト~

定期的な化学的・生物的水質調査や清掃活動を実施。また地元の小学生に出前授業を行うなど、「由良川レンジャー」として、市民と共に健全な河川環境を取り戻し、川が元気に町が元気になる事を目標としている。

写真:京都府立綾部高等学校の活動

京都府立木津高等学校

園芸部

竹 伐る、川 診る、ゴミ 拾う

大規模な宅地開発計画が中止となった土地で放置された竹林や耕作放棄農地、宅地化で人が増え多くなってきたポイ捨てごみの問題、従来から取り組んできた河川の「水質調査」を軸に、地域の中で生かしていくことをめざしている。

写真:京都府立木津高等学校の活動

京都府立桂高等学校

TAFS「地球を守る新技術の開発」班

MAPを活用した革新的な堤防維持管理技術の開発~研究による復興支援活動~

雑草種子発芽抑制技術の開発に取り組んでいる。本研究班が生産する耐塩性の東北固有ノシバ種「金華芝」は、東北復興公園や、修復中の河川堤防、堤防道路に供給される。

写真:京都府立桂高等学校の活動

大阪府立園芸高等学校

ビオトープ部

蝶の飛ぶ街づくり

身近に生息していた蝶を復活させるためにバタフライガーデンづくりを進めている。周辺の小学校に生徒達が出前授業で、昆虫やバタフライガーデンの講義を行う。樹木を枯死させるカシノナガキクイムシのトラップ防除にも取り組んでいる。

写真:大阪府立園芸高等学校の活動

大阪府立長吉高等学校

長吉高校 サッカー部

One Goal One Smile

「One Goal One Smile」とは、サッカーの試合でのゴール数【1ゴールで、1回の清掃活動】に応じて地域の方々に笑顔の生まれる活動でお返しをしようという取組み。地域の方々の笑顔のために、ゴール数に応じて活動をおこなっている。

写真:大阪府立長吉高等学校の活動

清風高等学校

アオコ研究班

アオコの凝集・浮上・除去からわかったこと

長年ニッポンバラタナゴという絶滅危惧種の魚の保護活動を行っている。大阪府八尾市の周りのため池では、アオコの発生が問題となっている。今年は、アオコを凝集させ、除去するための凝集剤の開発を行った。

写真:清風高等学校の活動

大阪府立平野高等学校

35期環境科学コース

平高ビオトープから地域に発信!!生物多様性と自然の共存

ビオトープでの生物調査や水質調査、農作物の栽培と実食を行い、地域の小学校や幼稚園生との交流に生かした。また、地域の環境問題に関するレポート作成を行い、科学技術の発展と私たちの暮らしについて調べている。

写真:大阪府立平野高等学校の活動

神戸山手女子高等学校(兵庫県)

カメら部

イシガメ保全プロジェクト

ミシシッピアカミミガメ駆除のために淡水ガメのデータを収集する活動や、日本在来種であるニホンイシガメを1か所に集めて繁殖できるかどうかを、長期にわたって観察するという活動をおこなっている。

写真:神戸山手女子高等学校(兵庫県)の活動

兵庫県立播磨農業高等学校

播磨竹鶏物語

竹チップ大作戦!! ~救え、未来の畜産業~

全国的に増加する放置竹林の存在に着目し、この竹を家畜の飼料として利用することで、放置竹林の整備とともに飼料代の削減、さらには生産物の品質向上も見込めるのではないかと考え、研究をおこなっている。

写真:兵庫県立播磨農業高等学校の活動

兵庫県立御影高等学校

環境科学部生物班

六甲山のキノコにはどんな多様性があるのか ~地域連携から伝える生物多様性~

学校行事である六甲耐寒登山でエノキタケを見つけたことがきっかけで調査を開始。キノコの多様性がみられる森林は豊かさの象徴であるとし、森林環境の保全や維持に対する意識を高めていくことが狙いである。

写真:兵庫県立御影高等学校の活動

兵庫県立香住高等学校

矢田川の自然環境班

魚たち跳ね踊る美しい川を守るための活動

地元の人達が、アユが減ってきたという話をしている。清流と呼ばれる矢田川に生息している絶滅危惧種について確認し、井堰に付属する魚道が正常に機能しているかを調査。河川環境の改善活動を広げていく。

写真:兵庫県立香住高等学校の活動

兵庫県立篠山東雲高等学校

しののめ竹林バスターズ

地域資源で環境創造 ~ありったけ(竹)使い切る~

伐採した竹を、竹粉砕機でチップ化し、それをマルチや乾燥汚泥と混和した堆肥にする研究を行った。堆肥の分析を行い、実用化に向けた取り組みや新たな竹利用法を確立するための研究を行ってきた。

写真:兵庫県立篠山東雲高等学校の活動

滝川中学校・高等学校

インターアクトクラブ

地域との共生をめざした環境保護活動

六甲山麓・鶴甲の森での里山再生活動のほか、「森の母」「緑のダム」ともいわれるブナの保護再生のため、兵庫県北部の鉢伏高原・吉滝・小代地区などで植樹・育樹活動を行う。これまでに、3000本を超すブナの苗木を植樹している。

写真:滝川中学校・高等学校の活動

兵庫県立神戸商業高等学校

理科研究部

明石海峡西舞子海岸の漂着ゴミ回収

日本海側、大阪湾、播磨灘、伊予灘、豊後水道、太平洋岸、八重山諸島の15か所で漂着ペットボトルの回収・調査を行う。研究成果を様々な場所で発表し、「海ゴミ問題」について知ってもらい海ゴミを減らす活動をしている。

写真:兵庫県立神戸商業高等学校の活動

兵庫県立加古川東高等学校

水膜チーム

濡れ性を利用した防汚瓦の開発

加古川市南部では、屋根や壁は煤塵によって黒く汚れており、屋根は専門的な掃除が必要で洗剤を使用する場合もある。そこで、煤塵が付着しにくく、雨水だけで汚れが落とせる、環境にやさしい防汚効果のある屋根瓦を開発している。

写真:兵庫県立加古川東高等学校の活動

兵庫県立加古川東高等学校

粉粒体チーム

水波を用いたため池の浮遊物の回収

赤く染まったため池のアカウキクサ属の外来種やゴミといった浮遊物を、水面に振動を与えることで集め回収できないかと考えた。太陽光パネルを電源とする回収装置で実験し、回収に適した条件を設定した。

写真:兵庫県立加古川東高等学校の活動

兵庫県立農業高等学校

生物部

兵庫の自然遺産「ため池」 ~水辺環境の保全活動~

ため池に生息する生物や豊かな環境を守るため、在来種の保全、外来種の駆除を行い、ため池の生態系について調べ、保全活動に取り組んでいる。地域住民などにため池の現状や素晴らしさを知ってもらい、保全活動に協力してもらう。

写真:兵庫県立農業高等学校の活動

奈良県立御所実業高等学校

「生物多様性の保全」研究班

生物多様性ならプロジェクト ~田んぼの生物多様性~

県内各地の「田んぼの生き物観察応援隊」として近隣小学校での「出張!田んぼの水族館」を主催。学校周辺の生きもののリストを作成。これらの調査結果も各地の観察会で発表し、田んぼが育む豊かな生態系をPRしている。

写真:奈良県立御所実業高等学校の活動

和歌山県立田辺高等学校

生物部

和歌山県鳥の巣半島で野生化しているアフリカツメガエルの駆除

鳥の巣半島に外来種のアフリカツメガエルが侵入し、繁殖して拡散しているので、できるだけ効率よく駆除する方法を探してきた。溜池の水をぬいて駆除する、罠をかけて捕獲する、水を減らして天敵に食べてもらうなどの方法をとっている。

写真:和歌山県立田辺高等学校の活動
中国ブロック(12団体)

岡山県立井原高等学校

井校生物同好会

オキナグサの保全活動

岡山県レッドデータリスト 絶滅危惧種Ⅰ類として指定されているオキナグサを繁殖させ、周囲の人にこの植物を知ってもらうことから、生物多様性の大切さや環境保護の大切さに多くの人が関心を持つようにしたい。

写真:岡山県立井原高等学校の活動

岡山県立邑久高等学校

生徒会

地域の力を活用したビオトープ池の水質改善

整備する人がいなくなったビオトープに、特産品であるカキの殻、竹炭を入れて、水中の微粒子を付着させ水の浄化作業を行った。過疎化が進んで人が整備できない里山などの改善にも貢献したい。

写真:岡山県立邑久高等学校の活動

岡山県立邑久高等学校

理科研究グループ

地域の特産品を活かした新商品の開発

ゴミとして捨てていたものでもリサイクルして活用できることを広めるために、廃油石鹸・アロマキャンドル・ガラスインテリアを作る。環境を守るために取り組んだことについてアンケート活動も実施。

写真:岡山県立邑久高等学校の活動

山陽女子中学校・高等学校

地歴部

マイクロプラスチック:見えない環境問題へのアプローチ

瀬戸内海で深刻な環境問題となっている海底ごみ問題の解決に向けて活動し、現在まで海底ごみの回収活動や啓発活動を進め、海底ごみの可視化や地域を超えた取り組みなど、プロジェクトを拡大し活動している。

写真:山陽女子中学校・高等学校の活動

岡山県立津山工業高等学校

工業化学科

竹林再生プロジェクト ~地域の特色を生かした循環型資源活用の取り組み~

地域の活性化につながる竹の有効利用では、牛舎寝床に竹の微粉砕チップを敷き、最近価格が高騰しているおがくずの代替として利用し、敷料として使ったあとは土質改良材として植物の成長に利用する循環型の取り組み。

写真:岡山県立津山工業高等学校の活動

岡山県立高松農業高等学校

高農環境を考える会

地域の自然をバトンでつなぐ

スイゲンゼニタナゴの保護活動・生息環境保全事業、水質調査・生態調査など地域の環境調査を通じて環境保全の知識・技術を身につけ、小学生と一緒に地域の環境について学習し、地域の自然を将来に繋げていく。

写真:岡山県立高松農業高等学校の活動

広島県立油木高等学校

ニカワプロジェクト

獣害から新たな資源へ、農村の6次産業の可能性

廃棄処分されているイノシシから、日本の伝統文化財補修に使われる膠を生産することを考案、生産方法を実験により確立し、膠の活用方法として墨を作ることに成功。その墨汁を活かしたイベントも行われた。

写真:広島県立油木高等学校の活動

広島市立広島工業高等学校

広島市工グリーン・プロジェクト

外壁ラッピング ~外壁の遮光で省エネ効果&室内での熱中症予防~

建物の壁面や屋上を緑化することで、冷暖房によって消費される電力量を軽減させる研究と、環境情報の「見える化」に取り組んでいる。また、室内での熱中症の注意を促し、家電を制御する環境センサーユニットの研究開発に取り組んでいる。

写真:広島市立広島工業高等学校の活動

米子工業高等専門学校

B&C研究同好会

食品廃棄物から自作した燃料電池を用いた次世代燃料による発電

尿を燃料に用いたエネルギー発電により、インフラの整っていない貧困地域への電気エネルギー供給が可能になる。また、燃料も廃棄物を用いた電池により、理想的な廃物の応用例として有意義なものになると考えた。

写真:米子工業高等専門学校の活動

島根県立吉賀高等学校

地域クラブ

高津川をフィールドとする「山川里海」のつながり

「全国高校生自然環境サミットin吉賀」を開催した。日本各地から15校が集合。高津川から、山、川、里、海、の繋がりについて地域の方から学び、生物調査を実施。最終日には、各校のこれからの環境活動を発表した。

写真:島根県立吉賀高等学校の活動

島根県立松江工業高等学校

島根の特産物再利用(環境班)

リサイクルとして出るコンクリート片とシジミ殻の再利用

「環境」をキーワードに、3Rの意識を強める事を考えている。宍道湖特産品の蜆の捨てられる殻と、木材加工時の大鋸屑、県の天然資源のゼオライト、ビル解体工事時のコンクリート片を上手く配合して、新たな目的(植物生育の床材、断熱効果)のセメント製品の製作を目指している。

出雲西高等学校

インターアクトクラブ

出雲西高校インターアクトクラブの環境保全活動と国際活動について

1.宍道湖浄化のためのヨシ刈り、2.松江市花仙山の植林、3.海岸清掃、4赤川の浄化活動、5 . 赤川にホタルを呼び戻すプロジェクト、6 .フィリピンの貧しい子ども達を救う学費支援プロジェクト など。

写真:出雲西高等学校の活動
四国ブロック(6団体)

徳島県立小松島西高等学校勝浦校&徳島県立新野高等学校

緑のリサイクル・ソーシャル・エコ・プロジェクトチーム

ゴミとして捨てるのはもったいない!-資源循環型肥料の開発から次の一手・次の一歩に向けた環境創生への取り組み-

河川や道路・公園等の維持管理で発生する「刈草」が植物廃材として有効活用されていないことに着目。「刈草」を活用した資源循環型肥料「もったいない2号」を開発しイベントなどを通じて無償提供している。

写真:徳島県立小松島西高等学校勝浦校&徳島県立新野高等学校の活動

清和女子中高等学校

清和ユネスコスクールプロジェクト実行委員会

環境プロジェクト ホタル復興支援活動

ホタルへの知識と理解を深めより多くのホタルが生息しやすくなる環境づくりを目的に周辺の川の清掃活動、ホタルの飼育・観察・研究及び校内行事や地域など学校内外での発表をし、命の大切さを学んでいる。

写真:清和女子中高等学校の活動

高知県立嶺北高等学校

嶺北ECOFLUGELS

知る!つながる!発信する!自己の進路に生かす!

「嶺北地域」の自然の素晴らしさと環境課題を知る、活動を通じて色々な方々とつながる、そしてこれらの活動で得た経験をそれぞれが自己の将来に生かす。また、東北被災地復興のための「どんぐりプロジェクト(プロジェクトD)」に参加。

写真:高知県立嶺北高等学校の活動

愛媛県立今治西高等学校

生物部

フィールド調査とラボ実験の両面から取り組む環境保全活動

底生動物班の研究、ナベブタムシ班の研究、バクテリア班の研究、クマムシ班の研究、河川魚類班の研究、両生類班の研究、プラナリア班の研究など、環境問題に関する研究に取り組んでいる。

写真:愛媛県立今治西高等学校の活動

愛媛県立新居浜工業高等学校

TEAM 麺’s!

廃棄物から次世代エネルギーへ ~食堂が世界を救う~

本校にある食堂で毎日廃棄されている「うどん茹で汁」からBDFを生産している。また、LCAやCO2排出の問題を考えながら、地域と連携しBDF生産の研究を後輩たちへ繋げることができるように進めていきたい。

写真:愛媛県立新居浜工業高等学校の活動

愛媛県立宇和島水産高等学校

水産増殖科

ESDの観点による宇和海の環境保全活動

小学生などを対象に「海」や「魚」が好きだという気持ちを育むため、環境について高校生から次世代につなげていく啓発活動を実施している。ESDの観点から、様々な年代に環境や水産業に対する意識を高揚させることもねらう。

写真:愛媛県立宇和島水産高等学校の活動
九州・沖縄ブロック(17団体)

福岡県立嘉穂総合高等学校

桂笑クラブ

桂川ひまわりプロジェクト

町の花「ひまわり」。しかし町内でひまわりの花を見たことがないと意見が出た。そこで町内にひまわりの花をたくさん咲かせたいと思い、苗を作り町民に配り、桂川ひまわりロ-ドを作り、ひまわりの種を使った食品(スイ-ツやコロッケなど)を開発。地元桂川町の名物にしたいと思っている。

東筑紫学園高等学校

夜空の明るさ研究チーム

環境指標 -エアロゾル-と夜空の明るさの関係

「夜空の明るさ」を研究。大気環境測定車での観測では、NOx、SOxの値と夜空の明るさに相関関係があることが分かった。また山間部でも工場や発電所の排煙の影響を受け、エアロゾルの値が高くなる事が分かった。

写真:東筑紫学園高等学校の活動

明治学園中学高等学校

環境マネジメント研究班

北九州地区の大気汚染の調査とその原因の追究

粉塵のサンプリングを行い、様々な計測機器で含まれる化学種と量の変化を調べ、経日変化や経時変化から大気汚染に関する多くの考察を行った。地域の産業活動と大気中の濃度変化に関する検証と考察をした。

写真:明治学園中学高等学校の活動

福岡県立水産高等学校

アクアライフ科

豊かな海づくり - Project -T-

漁場環境の悪化する玄界灘に対し、藻場を増やし漁場を豊かにするために竹林を整備。伐採した竹は竹魚礁として海中に設置。また竹炭を利用した「鉄と竹炭のおにぎり」を作り、フルボ酸鉄を海に与えている。

写真:福岡県立水産高等学校の活動

福岡県立糸島農業高等学校

根っこ部

糸島から世界に広がれ 根こぶ病対策の輪

世界に広がっている根こぶ病の対策技術の開発とその啓発活動を通じて、過剰な農薬の散布や土壌改良剤の投与を軽減させ、未来にわたってアブラナ科植物の栽培が安心してできる環境になるよう活動している。

写真:福岡県立糸島農業高等学校の活動

福岡工業大学附属城東高等学校

生徒会環境委員会

高校生の環境意識改革 ~生徒主体の環境活動~

「学校生活の中で生徒全員に環境に関する意識を根付かせる」ために活動を行っている。ゴミの22分別、地域清掃活動(ラブアースクリーン)、美化チェック、エアコンの温度管理、ゴミの計量、毎日夜8時のライトダウン。

写真:福岡工業大学附属城東高等学校の活動

大分県立玖珠美山高等学校

チームflower's

地域とレンゲツツジを繋ぐ架け橋に

県の天然記念物で絶滅危惧種にも指定されている「町花」レンゲツツジ。レンゲツツジの保護・啓発活動の問題を解決するため、生産業者さんから昔の様子や栽培等のアドバイスをもらった。人と自然の繋がりを取り戻し、持続可能な地域社会を築く力を育む活動をしている。

大分県立大分東高等学校

リボベジ研究会

見ちょくれ 寄っちょくれ やっちょくれ リボベジをゴミ軽減に活かせ!

「リボベジ」とは、リボーンベジタブルの略で再生する野菜。食べる部分を再生させるだけでなく、家庭での生ごみを減量しCO2削減へと繋げる。各種団体の力を借りてエコ活動の啓発活動を行っている。

写真:大分県立大分東高等学校の活動

長崎県立諫早農業高等学校

食品科学部

農業廃棄物の有効利用法 かぼちゃのゼロ・エミッションへの挑戦

規格外品として処分されるかぼちゃは新しい加工品として、さらに畑を覆い尽くす「蔓」や「葉」などの農業廃棄物は和紙として有効利用を考える。様々な産業界と連携し、かぼちゃ廃棄物「ゼロ」を目指している。

写真:長崎県立諫早農業高等学校の活動

長崎県立諫早農業高等学校

未来農業研究班

食の安定供給を目指して ~植物工場を活用した伝統野菜復活~

温暖化で減少し、国際スローフード協会から最高位「プレシディオ」を受賞した国内唯一の伝統野菜「雲仙こぶ高菜」を植物工場で栽培。農家を訪問し現地調査を行い、良質な雲仙こぶ高菜の栽培に成功した。世界の人々に平等に食糧が行き渡るような世界を作りたい。

長崎県島原農業高等学校

食品加工部

環境保全型農業の確立を目指して ~パッションフルーツと地元資源を用いた商品開発・普及活動~

パッションフルーツを用いたグリーンカーテンを普及させ認知度を高める。更に、焼却処分されている蔓から、「島原温泉水」を利用して日本の伝統的文化でもある「和紙」を作り、地元特産品として開発した。

写真:長崎県島原農業高等学校の活動

熊本県立阿蘇中央高等学校

草原再生プロジェクト班

阿蘇の草原を未来へ

熊本地震後に、いち早く被害状況をまとめ、東北の高校生徒と共に『東北×熊本 復興の輪プロジェクト』を立ち上げた。また、震災が原因で野焼き、輪地切り、輪地焼きが減少する恐れがあるといわれているので、阿蘇の草原の減少に拍車がかからないよう、情報発信に力を入れていく。

熊本県立鹿本農業高等学校

バイオ研究会

熊本の地域資源活用プロジェクト

県内最多の地域資源である竹の有効活用法を見いだし、地域活性化を目標とした活動をしている。ヒラタケのキノコ栽培で、おがくずの代替として竹チップと竹パウダーを利用。また、竹パウダーと米ぬか、廃菌床を混ぜ合わせた竹堆肥を作成した。これからも竹の輪を広げ、地域を元気にする。

鹿児島県立薩南工業高等学校

建築工作同好会

知覧型木材循環システム ~木をもらう→作る→贈る・育てる→~

地元建設会社から産廃として廃棄予定の木材をもらい、製材する。廃材を使って幼稚園、小中学生に木工教室を行い、公共施設や保育園などに木工品を寄贈。「おがくず」は子牛のベッドとして牛の畜産家へ、「木端」は薪割の困難な市民へ提供。予算が必要なくメリットがあるので継続可能な取組。

鹿児島県立錦江湾高等学校

二酸化窒素& オゾンマップ作成班

反射型吸光度計による二酸化窒素・オゾンマップの作成

安価で簡単で正確に二酸化窒素(NO2)及びオゾン(O3)濃度を測定できる簡易反射型吸光光度計の開発と、大気汚染物質マップの作成を試みた。結果、正確に測定できることが実験的に証明された。

写真:鹿児島県立錦江湾高等学校の活動

沖縄県立中部農林高等学校

エコ・リサーチ部

美ら島を守る高校生の挑戦!~伝統ある藺草がつなぐ結い~

伝統ある琉球畳の原材料である藺草の現状調査や、藺草の植え付けなどを行いながら、ものづくり、知名度の向上など、地元の企業などとの連携を取りながら、藺草農家が抱える課題について取り組んでいる。

写真:沖縄県立中部農林高等学校の活動

沖縄県立南部農林高等学校

科学部

ソテツデンプンの利用法を考える Ⅰ

毒があるため放置されているか破棄されているソテツの実からからデンプンを取り出し、どのように利用できるかを検討。ソテツデンプンを蒸した後、黒麹菌を培養し、培養後にクエン酸を取り出した。ソテツデンプンの可能性を感じた。

写真:沖縄県立南部農林高等学校の活動

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