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全国ユース環境ネットワーク Japan Environmental Youth Network

第2回全国大会 環境再生保全機構理事長賞を受賞した高校生が
北海道へ行きました

集合写真

日程:平成29年8月28日~30日 2泊3日
参加高校:慶應義塾湘南藤沢高等部 有志団体 環境プロジェクト
訪問地域:北海道 安平町、苫小牧市
運営委託:いぶり自然学校

平成29年2月に開催しました第2回全国ユース環境活動発表大会において、「環境再生保全機構 理事長賞」を受賞された慶應義塾湘南藤沢高等部の有志団体 環境プロジェクトの高校生と先生が、副賞の国内環境研修として北海道を訪れました。

※今年度も平成30年2月に第3回大会を開催します。ぜひ、興味がある高校生はご応募ください。詳細は9月19日に発表します
http://www.erca.go.jp/jfge/youth/index.html

本研修は、受賞高校のさらなる「学び」を引き出すため、そして得た「学び」を全国の高校生と共有するために企画されました。
今回、有志団体 環境プロジェクトが受賞した活動は小学校での自主的な出前授業の企画・運営だったため、本研修では「森のようちえん」(「森のようちえん」はいわゆる幼稚園という組織ではありません。幼児の自然遊びの総称です。)のプログラム企画・運営を盛り込みました。また、せっかくの北海道。大自然を感じてもらい、多様な切り口から環境について考えるきっかけとなるよう、北海道独自のアクティビティーも含めました。

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まず、1日目は新千歳空港に着いてすぐ、車で15分ほどにある美々川を元気いっぱいに2kmほど下りました。当日は少し曇り空でしたが、高校生は初めての川下りに一生懸命。同乗者と息を合わせながら、雄大な北海道の自然を満喫しました。
最後、カヌー終着点ではすぐ隣に大きな道路がある一方、下ってきた美々川には白鳥もおり、北海道の雄大な自然と開発の共存について考えさせられました。

そして、夕方は安平町の農場にお邪魔し、泊まらせていただきました。高校生たちは農場のお手伝いをしながら、日本を支える北海道の第一次産業を体験することができました。ご協力くださいました安平町観光協会の山田様、高校生を受け入れてくださった中道農場様、内藤アンガス牧場様、どうもありがとうございました。

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2日目は、3日目に実践する「森のようちえん」プログラムの企画のため、関係者にお話を伺い、現場を下見しました。お世話になる幼稚園の先生には、日頃どのように幼稚園生とコミュニケーションを取っているのかお聞きすることができました。

また、今回たまたま台湾から研修でいらっしゃっていた幼稚園の先生にも具体的なアドバイスをいただくことができました。高校生たちは翌日のプログラム企画に頭をひねりながらも、翌日安全に楽しく過ごすために、きちんと睡眠をとれるよう自分たちで夜の時間の使い方を決めました。

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3日目、ついに「森のようちえん」プログラムの実践です。本研修の運営委託先であるいぶり自然学校がいつも「森のようちえん」を実施している幼稚園に伺いました。担当したのは年中組み。幼稚園生は、慣れた様子で防止をかぶり、首にタオルをかけ、手には虫網、虫かご。自然遊びの準備万端です。 今回、幼稚園が掲げる「森のようちえん」の目標は、初めて行く「ふちなし沼」で楽しく遊ぶというものでした。高校生たちも、将来幼稚園生が大きくなったときに環境問題に興味を持つように、今周りに当たり前にある雄大な自然を感じてほしいと思い、アクティビティーを企画しました。 幼稚園から「ふちなし沼」までの道中、大人の足で15分かかるところを幼稚園生は寄り道しながら楽しく自然と戯れました。途中、野いちごが群生していました。

そして「ふちなし沼」に到着後、幼稚園生の興味を引き出すために、いぶり自然学校が用意していたのはこの沼にいる生き物のサンプル。先にスタッフが沼に来て取っていてくださいました。幼稚園生は水槽を覗き込み、これがこの沼にいるのか、と興味津々です。沼といっても透明度が高く、まったく臭いのしない、綺麗な沼です。ここで幼いころから存分に遊べる彼らは、本当に恵まれた環境にいます。

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早速、沼に入ってどんな生き物がいるのか探検が始まりました。幼稚園生は長靴を水没させながら、網の使い方をスタッフから教わり、自分たちで生き物探しをしました。

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一方、沼にあまり入りたがらない幼稚園生も一部いました。高校生は事前に考えていた笹舟を一緒に作り、沼や植物に興味を持ってもらうきっかけを作りました。

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最後に研修の振り返りをしました。高校生たちは、「綺麗な自然」や、北海道の自然や農業のスケールの大きさなど、今まで知識としてのみ知っていたことを実感できたと話していました。
また「森のようちえん」の企画・運営では、今まで小学生への出前授業で培ったノウハウに基づき、色々なアクティビティー(高校生から幼稚園生に遊びながら情報を伝える)を企画していましたが、実際は幼稚園生の興味がわいたことに対するフォロー(幼稚園生の興味に高校生が情報をかぶせる)で精一杯だったそうです。やはり小学生と幼稚園生では学び方が異なり、それは幼稚園生を今まで担当したことがない高校生にとっては、いくら事前に幼稚園の先生からヒアリングをしていてもその場になるまでわからなかったことでした。しかしながら、今までの出前授業の経験が活きた場面も多くありました。「ふちなし沼」までの道中、一目散に走っていく幼稚園生がいる一方、寄り道しながらゆっくり歩く幼稚園生がいました。高校生たちは事前に担当を決めていたわけではありませんでしたが、先頭の幼稚園生にはりつく高校生、最後尾の幼稚園生をフォローする高校生、そして中間をいく高校生と即座に担当を分担して幼稚園生を見守りました。これは今までのチームワークの良さが活きた場面でした。
そして今回の研修の「学び」を今後どのように活かすことができるのか、という視点で考えてもらったところ、幼稚園生のように楽しいと思うことをしながら環境に関わっていきたいという言葉をきくことができました。
慶應義塾湘南藤沢高等部 有志団体 環境プロジェクトの皆様、研修への参加ありがとうございました。今後の活躍を楽しみにしています。

※本研修については情報誌「全国ユース環境ネットワークvol6」で掲載予定です。情報誌は全国の5000高校に送付する他、ホームページにも掲載いたしますので、ぜひご覧ください。