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西淀川大気汚染公害裁判

運動を支えた新聞スクラップ

インターネットのない時代の公害反対運動を支えたのは新聞記事でした。情報源としても大切であり、自分たちの活動を伝えるためにも必要な道具でした。ここでは3つの新聞スクラップを紹介します。

西淀川公害訴訟弁護団 新聞スクラップ

弁護団が所蔵しているスクラップブックには2種類あります。 1つは1970年から1977年の古い新聞スクラップ、もう1つは1988年から1992年の比較的新しいスクラップブックです。 古いスクラップブックは千北診療所の検査技師であった田中千代恵氏が作ったもので、20冊あります。西淀川公害の記事だけでなく、全国で問題となっていた公害問題の新聞記事をスクラップしています。 新しいスクラップブックは10冊あり、弁護団事務所が作りました。「公害」が「環境問題」と言葉が変わる時代であり、記事も公害だけでなく環境問題が多くなります。 スクラップブック
左が古いスクラップブック、右が新しいスクラップブック
古いスクラップブック
古いスクラップブックから 裁判提訴の記事

西淀中学校 新聞スクラップ

1967年から1970年まで着任した荒木芳太郎校長が作ったスクラップ。
「公害メモ 43.11.1~」
「公害対策 西淀中学校 荒木」 のスクラップブック2冊と、
「44年公害関係資料(1)」
「45年公害関係資料(2)」
「45年大気汚染 公害関係資料(3)」
「45年水質汚濁 公害関係資料(4)」の紐とじ4冊です。
荒木校長は区内で一番早く学校内調査を行い、マスコミに発表しました。
スクラップ記事には西淀中学校が報道されたものを含みます。
荒木校長の新聞スクラップ
荒木校長の新聞スクラップ
西淀中学校の公害調査の記事
西淀中学校の公害調査が記事になっています

芹沢芳郎氏 新聞スクラップ

芹沢芳郎氏は「大阪から公害をなくす会」の初代事務局長で、事務局長時代に新聞スクラップを作成しました。1971年から1976年ごろまでのもので、スクラップブックではなく、台紙に1枚ずつ張り付けたもの約1400点です。 古いスクラップブック
資料室では封筒に入れて保存しています
新聞スクラップの原本と電子データは西淀川・公害と環境資料館(エコミューズ)で閲覧できます。
著作権の関係上、スクラップした新聞記事の電子データはWebページ上では公開しません。
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