大気環境の情報館

排出物質:フロン

フロンという名前は、日本だけで使われる呼び名で、CFC(クロロフルオロカーボン)、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)などの化学物質のことをいいます。

これらフロンは、人工的に作り出された、色もにおいも無い、燃えない性質の物質で、分解されにくいなどの特徴があります。エアコンや冷蔵庫で温度を下げるため、また電子部品の洗浄、発泡スチロールの発泡剤、スプレーなどに使用されてきました。いろいろな目的で使用されてきたフロンですが、空気中に出されたものが上空の成層圏に達して分解し、オゾン層を破壊することがわかってきました。

また、フロンの仲間には、ハロン、臭化メチルなどがあります。ハロンは消火剤として利用されてきましたが、フロンの約10倍のオゾン破壊能力があり、現在は全面的に使用禁止となっています。臭化メチルは土壌中の害虫などをいぶすためなどに使われています。

フロン

このページの先頭へ