大気環境の情報館

環境省の発足と大気汚染対策

一方で、大都市圏(けん)での自動車排出(はいしゅつ)ガスによる大気汚染(おせん)は、なかなか改善(かいぜん)されない状況(じょうきょう)が続いていました。その対策(たいさく)として、自動車NOx法の改正(自動車NOx・PM法)や、自動車やトラック以外のブルドーザーやトラクターなどの排出(はいしゅつ)ガスをきれいにするためのきまり(「オフロード法」)が作られ、自動車排出(はいしゅつ)ガスへの規制が強化されていきました。

また、これらの自動車排出(はいしゅつ)ガスの規制強化とともに、少ない燃料で走ることのできるハイブリッド車や、排気(はいき)ガスをまったく出さない電気自動車など、環境(かんきょう)にやさしいエコカーの開発と普及(ふきゅう)も進められました。

日本政府は、京都議定書での目標の達成に向けて、2010年に、2020年までに温室効果ガスを25%削減(さくげん)するという目標を表明しています。それを達成するための「地球温暖(おんだん)化対策(たいさく)基本法案」が閣議(かくぎ)決定され、現在国会で審議(しんぎ)されています。

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