大気環境の情報館

窒素酸化物(NOx)総量規制の導入

窒素酸化物の固定発生源対策(工場・事業場などからの排出量対策)については、1973年の大気汚染防止法に基づく排出基準の設定を皮切りに、1979年の第4次規制まで、ばい煙発生施設総数の約73%が規制対象とされるに至りました。さらに、1981年の大気汚染防止法施行令の一部改正により、窒素酸化物が総量規制の指定ばい煙に追加され、環境基準に照らし対策の実施が特に重要である東京、神奈川、大阪の3地域において総量規制が実施されました。それにもかかわらず、大気中の二酸化窒素(NO2)濃度は若干の微増微減はあったものの、総じて横這い状況にあり、1986年度以降は増加傾向さえ見せています。

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