大気環境の情報館

自動車NOx法の制定(1992年)

自動車から排出される窒素酸化物による大気汚染が著しい地域について、二酸化窒素環境基準の確保を図るため、「自動車から排出される窒素酸化物の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法」(自動車NOx法)が1992年6月に公布され、同年12月(後述する車種規制に関する規定は1993年12月)から施行されました。自動車NOx法に基づき、自動車の交通が集中している地域で、これまでの措置によっては二酸化窒素(NO2)に係る環境基準の確保が困難であると認められる地域が特定地域として指定されました。特定地域では、トラック・バス等について大気汚染防止法に基づく自動車排出ガス規制のうち、車両総重量の区分ごとに最も厳しい規制に適合しないもの(古い自動車等)については使用を認めないこと(車種規制)、共同輸配送、モーダルシフト等物流対策、公共交通機関の整備等人流対策等が推進されています。

自動車NOx法の制定(1992年)
「毎日新聞社提供」
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