大気環境の情報館

オゾン層の保護のためのウィーン条約の採択(1985年)

オゾン層の破壊は、原因物質であるCFC(クロロフルオロカーボン:いわゆるフロンの1種)、HCFC(ハイドロフルオロカーボン)等によることが明らかにされました。

オゾン層が破壊されると有害な紫外線の量が増加し、皮膚ガンや白内障などの健康被害を発生させるだけでなく、動植物などの生態系への影響が懸念されています。オゾン層の破壊を防止するために、「オゾン層の保護のためのウィーン条約」が1985年3月に、また、「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」が1987年9月にそれぞれ採択されました。

わが国では、ウィーン条約及びモントリオール議定書の的確かつ円滑な実施を確保し、国際的に協力してオゾン層保護を図るため、1988年5月に「特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律」(オゾン層保護法)が制定されました。

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