大気環境の情報館

土壌を用いた大気浄化システムの実用性に関する調査

土壌による大気浄化システム

土壌による大気浄化システムは、自動車の排出ガスなどによって汚染された空気を、土壌がもっている浄化機能を利用して、きれいにするシステムです。  土壌中に汚染された空気を送り込むと、土壌への吸着や微生物による分解などによって、窒素酸化物(NOx)などの有害物質が取り除かれます。

土壌による大気浄化システムの概要

土壌による大気浄化システムの概要

このシステムは、浄化の際に廃棄物が発生しないことや、窒素酸化物以外の一酸化炭素等の汚染物質を同時に浄化できることから、道路の中央分離帯や公園への適用など多くの場面での活用が期待されています。

大阪府吹田市で実際に設置されたシステム

大阪府吹田市で実際に設置されたシステム

実験における浄化効果

二酸化窒素(NO2) 96%
窒素酸化物(NOx) 90%以上
一酸化炭素(CO) 90%以上
浮遊粒子状物質(SPM) 90%以上

土壌を用いた大気浄化システムの実用性に関する調査に係る調査研究レポートをPDFで紹介しています。

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