大気環境の情報館

二酸化硫黄(SO2)の概要、年平均値の推移

二酸化硫黄の概要

物質名 二酸化硫黄(SO2
物質の概要 硫黄を含む燃料の燃焼や原料の処理により発生するSOx(硫黄酸化物)は 、SO2、SO3であり、大部分はSO2であるが、SO3が水分と反応して生成する硫酸ミストもSOxに分類される。大気汚染防止法では、ばい煙発生施設での排出規制、指定地域での総量規制の対策が早くからとられてきたため、現在の汚染状況はかなり改善されている物質である。また特定物質にも含まれており、事故時の措置が義務付けられている。
主な発生源 固定発生源(工場): 硫黄を含む燃料の燃焼、原料の処理
健康影響 呼吸器への悪影響があり、 四日市ぜん息などの原因となった。
環境基準 1時間値の1日平均値が0.04ppm以下であり、かつ、1時間値が0.1ppm以下であること。
測定方法 溶液誘電率法又は紫外線蛍光法
環境基準 達成状況 環境基準達成率は、一般局で99.7%、自排局で100%であり、近年ほとんどすべての測定局で環境基準を達成しています。(環境省・平成24年2月24日報道発表)
総排出量等の推計 固定発生源(ばい煙発生施設)からのSOx排出量については、「大気汚染物質総合調査(通称MAP調査)」(環境省)により毎年集計されている。(環境省・平成24年2月24日報道発表)

二酸化硫黄(SO2)濃度の年平均値の推移

<図表>二酸化硫黄(SO2)濃度の年平均値の推移

環境省・平成24年2月24日報道発表(平成22年度大気汚染状況について)

二酸化硫黄(SO2)濃度の年平均値の推移
このページの先頭へ