大気環境の情報館

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回転焼成炉
 セメント製造、鉱石の焼成、廃棄物の焼却など幅広い分野で使われている高温加熱用の装置。ロータリーキルンとも呼ばれている。一般的には、数十メートルの細長い円筒を少し傾斜をつけて設置し、ゆっくりと回転させる。原料は上部(入り [...]

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喀痰検査
 痰を採取して、その中に混じっている細菌やがん細胞などを調べる検査。気管支喘息や肺がん、咽頭がんなどの呼吸器系の病気の診断に用いられている。

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環境(への)負荷
 環境基本法では、「環境への負荷」とは、人の活動により環境に加えられる影響であって、環境保全上の支障の原因となる恐れのあるものをいうとされている(ぎょうせい「環境基本法の解説」)。具体的には、人間活動に伴って排出され地球 [...]

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環境基準
 環境基本法第16条に規定されている基準。人の健康を維持し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい環境上の条件を定めたものである。行政上の施策展開の目標値としての性格を持つものであり、大気、水質、土壌、騒音につい [...]

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環境基本計画
 環境基本法第15条で規定されており、環境大臣が中央環境審議会の意見を聞いて案を作成し、閣議決定で政府の計画として定めるもの。内容は、環境保全に関する総合的・長期的な施策の大綱、環境保全に関する施策の総合的・計画的推進に [...]

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環境と開発に関するリオ宣言
 1992年にブラジルのリオデジャネイロで開催された国連環境開発会議(地球サミット)で採択された。前文と27項目の原則から構成されている。各国は国連憲章などの原則に則り、自らの環境及び開発政策により自らの資源を開発する主 [...]

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気管支ぜん息
 気管支が過敏で、発作性に気管支の内腔がせまくなって空気の出入りが制限され、せきが出たりぜーぜー・ヒューヒューし、呼吸困難を繰り返す病気。

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気候変動枠組条約
 大気中の温室効果ガス濃度の安定化を目的とし、地球温暖化の悪影響を防止するための国際的な枠組みを定めた条約。1992年に採択され同年開催のリオデジャネイロの国連環境開発会議(地球サミット)で各国が次々に署名した。事務局は [...]

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揮発性有機化合物(VOC)
 Volatile Organic Compounds の頭文字をとってVOCと略称する場合もある。常温常圧で大気中に揮発する有機化学物質の総称。トルエン、キシレン、酢酸エチルなどが代表的な物質である。1970年代から洗 [...]

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吸収作用
 二酸化炭素などの温室効果ガスを森林や海洋が吸収する働きのことをいう。大気中の温室効果ガスの濃度を安定化しようとするときには、発生源からの排出量を抑制する施策とともに、この吸収量を確保し、増加させる対策も重要と考えられて [...]

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局地汚染対策
 幹線道路の交差点周辺など限られた範囲で生じている大気の高濃度汚染への対策。  これらの局地では、自動車単体対策や自動車NOx・PM法の地域全体の対策では環境基準の達成が困難であり、汚染メカニズムなどを解析した上で地域の [...]

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グリーン購入法
 「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律」の通称。国等の公的部門における環境負荷の低減に資する物品・役務(環境物品等)の調達の推進や情報の提供等により、環境物品等への需要の転換を促進するために必要な事項を定め、 [...]

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CFC(クロロフルオロカーボン)
 炭素、フッ素、塩素からなる物質で俗称はフロン。洗浄剤、冷却剤、発泡剤、噴霧剤などとして広く使用されてきた。化学的に安定で大気中に放出されると対流圏ではほとんど分解されずに成層圏まで達する。そこで太陽からの強い紫外線で分 [...]

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軽油の低硫黄化
 平成10年に答申されたディーゼル自動車の排出ガス規制に係る新長期目標を達成するためには、DPF(ディーゼル微粒子除去フィルター)や窒素酸化物(NOx)還元触媒などの技術を十分に機能させることが必要と考えられた。そして、 [...]

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K値規制
 大気汚染防止法で工場・事業場に対する硫黄酸化物規制に用いられている規制方式。q=K×10-3He2という式で排出許容限度が決められる。qは排出基準で単位は立方メートル毎時、Heは煙突の高さに煙の上昇分を加えた有効煙突高 [...]

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血清中IgE測定
 IgEは、免疫グロブリンEとも呼ばれ、一般的にはアレルギー疾患の患者の血清中濃度は高くなっている。検査では、総IgE値(非特異的IgE)の測定と特定のアレルゲンに対する特異的IgEの測定がある。簡便であることから、アレ [...]

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公害健康被害予防事業
 現在の大気汚染の状況を踏まえ、大気汚染の影響による健康被害を予防するために実施されるものであり、これにより地域住民の健康の確保を図ることを目的とするもの。(1)人の健康に着目し、健康の確保・回復を図る事業と、(2)環境 [...]

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公害罪法(人の健康に係る公害犯罪の処罰に係る法律)
 1970年の公害国会で制定された法律のひとつ。事業活動に伴って人の健康に係る公害を生じさせる行為等を処罰し、公害の防止に資することを目的としている。条文では、故意犯、過失犯それぞれに懲役刑、罰金刑が規定されており、また [...]

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公害防止協定
 地方公共団体と企業の間で交わした公害防止に関する約束で、法律に基づくものではない。工場の新規立地などに際して結ばれるものが多く、最近では住民団体も関与するケースがある。1964年に横浜市と㈱電源開発の間で結ばれたものが [...]

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公害防止計画
 1967年に制定された公害対策基本法の中心的な施策のひとつ。すでに公害が著しいか、又は著しくなるおそれのある地域で、発生源に対する各種の規制、土地利用の適正化、公害防止に資する事業などの公害の防止に関する施策を総合的に [...]

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公害保健福祉事業
 公害健康被害補償法では、疾病によりそこなわれた被認定者の健康を回復させ、その回復した健康を保持させ、及び増進させるために公害保健福祉事業を実施することとされている。具体的な事業としては、(1)リハビリテーション、(2) [...]

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光化学オキシダント
 工場の煙や自動車の排気ガスなどに含まれている窒素酸化物(NOx)や炭化水素(HC)が、太陽からの紫外線を受けて光化学反応を起こし、オゾン、パーオキシアセチルナイトレートが生成され、これらの酸化力の強い物質を総称して、オ [...]

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光化学スモッグ
 工場・事業場あるいは自動車から排出された窒素酸化物や炭化水素は、大気中で紫外線による光化学反応で光化学オキシダントを生成する。この光化学オキシダントの濃度が高くなり、視程も低下する(白くかすむ)現象を一般的に光化学スモ [...]

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光化学反応
 物質が紫外線や可視光の刺激によっておこす化学反応である。大気汚染物質の一つであるオゾンは、主として二酸化窒素(NO2)の光化学反応によって生成されていると考えられる。 資料 : 小学館「日本百科事典」、上田他編「ハンデ [...]

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降下ばいじん
 大気中に排出されたすすや固体粒子のうち、比較的粒径が大きく重いため大気中に浮遊することが出来ず、落下(降下)してしまうものをいう。発生源としては、煙突や自動車の排気口から出るもの、コンベヤーや破砕機などものの機械的処理 [...]

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公共車両優先システム
 優先信号制御や優先レーンの設定等により公共車両を優先的に運行させるシステム。公共交通機関の利便性を向上させ、マイカー利用を抑制することで、交通量の低減、大気汚染の低減が可能な対策である。 関連用語: 交通需要マネージメ [...]

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交通需要マネージメント(TDM)
 自動車の効率的利用や公共交通への利用転換など、様々な方法で交通行動の変更を促すことにより、交通需要を的確に管理し、交通に起因する環境負荷を低減することを目指す施策。交通需要マネージメント(TDM)の施策の方向としては、 [...]

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交通流対策
 バイパスの整備、交通管制の高度化等により交通の分散や円滑化等を図る対策。交通流を円滑化することにより、渋滞を緩和し、自動車排気ガスによる大気汚染を抑制することが可能となる。  自動車排出ガス対策としては、自動車単体対策 [...]

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国内排出量取引制度
 個々の企業に排出枠(キャップ)を設定し、それ以上に削減を果たした企業は余剰分を他企業に売却できる制度。企業は、自社で削減してもよいし、他社から排出削減の枠を購入してキャップを達成してもよい。この制度のメリットは、国全体 [...]

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固定発生源
 工場、発電所、ごみ処理施設、業務ビル、住宅など、大気汚染物質を排出する施設で位置を移動しないものをいう。

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