大気環境の情報館

国内排出量取引制度

個々の企業に排出枠(キャップ)を設定し、それ以上に削減を果たした企業は余剰分を他企業に売却できる制度。企業は、自社で削減してもよいし、他社から排出削減の枠を購入してキャップを達成してもよい。この制度のメリットは、国全体として計画的にかつ確実に排出量を削減できること、 経済原理に基づく選択により国全体として最も低コストで削減が達成できることなどがあげられる。 2010年閣議決定の環境基本法案には第13条にこの制度の創設が規定されている。制度の詳細な構築のため、環境省では2000年代中ごろから試行を行ってきている。

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