大気環境の情報館

総量規制

工場・事業場が集合し大気汚染や水質汚濁が進んでいる地域で、濃度規制や発生施設ごとの排出規制では環境基準の確保が困難である場合に、地域全体の排出総量を削減していく規制方法。まず、地域を指定し、総量削減の計画を作って、その達成のために個々の発生施設ごとの規制よりも厳しい基準を設けていくことになる。大気汚染関係では、硫黄酸化物について24地域、窒素酸化物について3地域が、また、自動車NOx・PM法による自動車からの窒素酸化物、粒子状物質に関しては3地域が指定されている。水質汚濁関係では、東京湾、伊勢湾、瀬戸内海の3水系で実施されている。

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