食物アレルギーの子どものための みんなで食べるおいしいレシピ~ぜん息予防のために~卵・乳・小麦不使用!

食物アレルギーの子どものための  食事の基礎知識

アレルギー表示 ここにも注意!

猶予期間中は、新旧ルールが混在するので注意が必要です

食品表示法は、2015年4月に施行された新しい法律です。そのため加工食品については2020年3月31日まで猶予期間(注)が設けられています。この間は新旧ルールによる表示が混在することになるので注意が必要です。とくに以下の2点にご注意ください。

  • (注)生鮮食品は2016年9月30日まで。生鮮食品でも、特定原材料に由来する添加物を含む場合はアレルギー表示が必要です。

注意ポイント(1) 特定加工食品の制度の廃止によって、表記が混在します

「卵」→「マヨネーズ」のように一般的に原材料として特定原材料が使われていることが明らかな場合は、加工食品そのものの名前で表記してよいという特定加工食品の制度は、食品表示法の成立とともに2015年に廃止されました。

そのためマヨネーズは「マヨネーズ(卵を含む)」と表示されることになりましたが、猶予期間中は特定加工食品として扱われることが容認されています。そのため、「マヨネーズ」と「マヨネーズ(卵を含む)」という2つの表記が混在することになるので、注意が必要です。

注意ポイント(2) 小さな商品(包装面積30㎠以下)では、表示があるものとないものが混在します

以前のルールでは、包装面積30㎠以下の小さな商品には、アレルギー表示の義務はありませんでしたが、食品表示法では義務となりました。猶予期間中は、小さな商品で、アレルギー表示のあるものとないものが混在することになるので、注意してください。


飲食店(ファストフード、レストラン等)、総菜や店頭で調理されている弁当、パン店のパンなどには食品表示の義務がないので、表示があっても注意が必要です

食品表示法の対象となっているのは、容器包装された加工食品等のみです。飲食店や総菜店などでアレルギー表示があっても食品表示法に基づいたものではなく、そのアレルギー対応はアレルゲンの混入防止などにおいて厳密に管理されているわけではないので、注意が必要です。少量の混入でも症状が出る重症の場合は、外食や購入を避けたほうがよいでしょう。


原材料表示欄外の表示について

原材料表示枠外にも、アレルギーに関する表示が記載されていることもありますが、食品メーカーの任意であり義務ではありません。そのため、同じような状況で生産されていても、表示している製品としていない製品があることに注意してください。また、詳しくはメーカーに直接、問い合わせましょう。

例1 対象アレルゲンを明示する文言

特定原材料に準ずるもの20品目には表示義務がない(参照「加工食品のアレルギー表示の読み方 Point 1」)ため、原材料表示欄に表示されていない場合、「実際に使用されていない」のか「使用されていても表示されていない」のか、判断できません。

こうした事態を避けるため、「どのアレルゲンを表示対象としているか」を明示する文言が、原材料表示の近くに掲載されていることがあります。「この食品は27品目のアレルゲンを対象範囲としています」「アレルゲンは義務7品目を対象範囲としています」「アレルゲン(27品目対象)」といったものです。

例2 注意喚起

製造過程や原材料の採取の際にアレルゲンが混入する可能性がある場合、「本製品工場では○○を含む製品を製造しています」「本製品で使用している●●は、○○が混ざる漁法で採取しています」(いずれも○○は特定原材料の名称)といった文言が掲載されている場合があります。


目次

このページの先頭へ