ぜん息などの情報館

ぜん息のメカニズム

ぜん息は気管支が慢性的に炎症を起こしているために、ちょっとした刺激で発作が起こり、呼吸が困難になります。発作は大変苦しいもので、まれには死に至ることもあります。
このとき、体の中ではどんなことが起きているのでしょうか。

正常な気管支の断面

正常な気管支の断面

ぜん息患者の気管支(慢性炎症状態)

ぜん息患者の気管支(慢性炎症状態)

気管支が炎症を起こしています。傷ついた粘膜上部がはがれ落ちて、粘膜が過敏な状態です。正常な状態に比べて赤くむくみ、気道がせまくなっています。


ぜん息患者の気管支(ぜん息発作時)

ぜん息患者の気管支(ぜん息発作時)

気管支がむくんだ状態で、平滑筋が収縮し、増加した分泌物(タンなど)がたまって、気道がさらにせまくなります。

そのため呼吸が苦しくなり、息をするたびにヒューヒュー、ゼーゼーという音(ぜん鳴)が聞こえたり、タンを排出しようとして激しくせき込んだりします。


発症の要因

なぜ気管支が過敏になっていくのかは、まだ明らかではありませんが、次のような要因が指摘されています。

1.アレルギー反応
成人の気管支ぜん息の場合、アレルゲンが特定できるのは5割程度で、残りの5割はアレルゲンが特定できない(アレルギーの関連がはっきりしない)非アトピー型です。
2.気道を刺激する物質
たばこの煙のほか、ガス・石油を使った暖房器具や調理器具から出る窒素酸化物(NOx)、イオウ酸化物(SOx)などが知られています。
3.感染症
ウイルスなどによる呼吸器感染症が、発症・悪化の因子として働く場合があります。
4.ストレス
ストレスも、ぜん息の発症・悪化の因子として見過ごせない要素です。
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