ぜん息などの情報館

Q2-2 ぜん息発作の程度をピークフローメーターで表すのはどうしてですか?

A2-2
熱があれば体温計で測定して39℃と表すように、呼吸状態をピークフローメーターで測定した値で表すことができます。呼吸機能を詳しく測定するには病院にある機械が必要ですが、ピークフローメーターは簡単な器具で、また、発作の状態をよく反映するので、家庭で用いるのに適しています。
ピークフロー値の測定は、慣れれば5歳くらいから、一般的には6歳ころから可能ですが、吹き方がうまくないと値が低くなったり、また、吹き込み口を舌でふさいで、吹く圧力が高まった時に舌を外して一気に吹く(トゥーという音がする)と高い値が出てしまうので、正しく吹くことが必要です。
ピークフロー値は、発作の時に低下します。身長予測式や、具合のよい時期の平均値から求めた自己最良値を基準にして、80~60%の時は小発作、60~30%の時は中発作、30%以下の時は大発作域にあると判断し、それぞれの発作状態にあった対処をすることができます。
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