ぜん息などの情報館

Q5-4 薬はいつまで飲ませなければいけないのでしょうか?

A5-4

薬をいつまで飲めばいいのか、まだ十分わかっていないことが多く、はっきりしたことは言えません。明らかなぜん息発作がなくなるだけではなく、冷たい空気や大笑い、大泣きなどちょっとした刺激があってもせきがでない、夜間もせきがでない状態で、できれば、さらに呼吸機能もほぼ安定した状態が3ヶ月以上続く状態が、薬の減量を考える1つの目安になります。真のぜん息重症度や過去の重症発作歴、季節性なども判断の材料になります。

薬の完全な中止は、ぜん息が治ったように見えても気管支を調べてみるとアレルギー性炎症が続いていることが多いことが分かってきたので、肺機能なども調べながらさらに注意深くおこないます。過去のぜん息の状態、季節性の変動なども配慮し、薬の中止を判断することが多い。中止後も定期的に受診して、5年間は経過を見てもらう必要があります。

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