小児ぜん息 基礎知識

実践しよう!悪化因子への対策について

悪化因子への対策

吸入ステロイド薬などが普及し、ぜん息発作を起こさずに日常生活を送ることが比較的、容易になってきました。しかし、発作が起こる原因は人によってさまざまです。気道の良い状態を保ち、発作を予防するためには、薬だけに頼るのではなく、日常生活の中に潜む発作が起こる原因や悪化因子への対策を立てることがとても重要です。

気道の良い状態を保ち、発作を予防するためには、薬だけに頼るのではなく、日常生活の中に潜む発作が起こる原因や悪化因子への対策を立てることがとても重要です。

タバコは絶対にやめましょう

タバコの煙は、ぜん息発作の原因となります。これは、喫煙者本人だけではなく、受動喫煙でも同様です。タバコの煙はぜん息の治療薬の効果を減弱させることもわかっています。室内での喫煙は絶対に避けるべきです。目の前で吸わないようにしても、吸わない家族からもタバコの煙の成分が検出されます。喫煙者本人のためにも家族のためにも、ぜひ禁煙するようにしましょう。

タバコの煙は、ぜん息発作の原因となります。これは、喫煙者本人だけではなく、受動喫煙でも同様です。タバコの煙はぜん息の治療薬の効果を減弱させることもわかっています。室内での喫煙は絶対に避けるべきです。目の前で吸わないようにしても、吸わない家族からもタバコの煙の成分が検出されます。ぜひ禁煙するようにしましょう。

【関連ページ】 禁煙について(COPD(慢性閉塞性肺疾患)のセルフマネジメント②)

花火や線香の煙から離れましょう

花火や線香の煙を吸ってゼーゼーしたり、キャンプファイヤーやバーベキューなどの煙を吸い込んで苦しくなって咳き込むことがあります。キャンプファイヤーや花火をするときは、できるだけ風上にいるようにしたり、口元をタオルで覆うなど煙を吸い込まないよう工夫をしましょう。

キャンプファイヤーや花火をするときは、できるだけ風上にいるようにしたり、口元をタオルで覆うなど煙を吸い込まないよう工夫をしましょう。

ダニ対策には普段の掃除だけでは不十分なことも

ダニの中でも特にチリダニへの対策が大切です。チリダニの死骸やフンは、多くのぜん息患者さんのアレルゲンになっています。チリダニは人の垢やフケ、食べこぼしなどをエサとしていて、室温20℃以上、湿度60%以上だと繁殖しやすい特徴を持っています。ダニ対策の基本は掃除機がけと布団の管理です。掃除機をこまめにかけることで、ダニを減らすだけでなくダニのエサ(人の垢やフケ、食べこぼし)を減らしダニの繁殖を防ぐことができます。また湿度を高くしすぎないようにすることも大切です。ダニ対策には部屋の掃除だけでは不十分で寝具の手入れも重要です。寝具はダニの増殖に必要な条件がすべてそろう上に、過ごす時間が長いためしっかり対策をしましょう。

  1. 対策1.部屋作りのポイント…じゅうたんや布製ソファをなくしてダニの隠れ場所(生息場所)をなくしましょう。定期的に窓を開けて換気をして、部屋の湿度を下げましょう。家具を減らして掃除機がけをしやすい部屋を作りましょう。

    ぬいぐるみもダニのすみかとなっている場合が多いため、置かないことが望ましいです。ぬいぐるみを持つ場合はできるだけ数を減らしてこまめに洗濯しましょう。

  2. 対策2.寝具の選び方・手入れのポイント…天日干しや布団乾燥機で乾燥させて湿気を減らして繁殖を抑えましょう。布団乾燥機や衣類乾燥機を使って死滅させましょう(布団の中央部が50℃以上)。シーツやカバー類を洗ってダニやダニのエサ(垢やフケ)を減らして繁殖を抑えましょう。布団の掃除機がけをしてダニやダニアレルゲンを取り除きましょう。丸洗いをしてダニアレルゲンを取り除きましょう。

    • シーツ類・カバー類・ベッドパッド類はこまめに洗濯しましょう。ダニを通さない高密度繊維の布団カバーを使用するのも効果的です。
    • 天日干しや布団乾燥機等を用いて、布団を乾燥させましょう。
    • 1~2週間に1回は、寝具に掃除機をかけましょう。布団専用ノズルの方が効果的です。
  3. 対策3.掃除機がけのポイント…掃除機がけをしてダニアレルゲンや、ダニのエサとなる垢やフケを取り除いて繁殖を抑えましょう。

    • 特殊な掃除機を選ぶ必要はなく、紙パック方式のものはこまめに交換することが重要です。
    • 掃除中は窓を開けましょう。
    • 布製のいすやソファは、掃除機をかけましょう。
    • 床の掃除は、週に1~2回は1㎡につき20秒以上を目安に、入念に掃除機をかけましょう。
    • たたみの場合は、たたみの目に沿って掃除機をかけましょう。

まずは、寝室と寝具の掃除から始めましょう。家族で協力してできることから始めましょう。

【よくあるQ&A】 殺ダニ剤はダニ退治に効果がありますか?

イヌやネコなどの毛のある動物の飼育は避けましょう

イヌやネコなどのアレルギーはいつからでも発症することがあります。飼い始めたときには症状がなかったとしても数年後から発症することがあります。そのため基本的には毛のあるペットの飼育はおすすめできません。ペットにより症状が悪化している場合、ペットアレルゲンへの接触をなくす必要があります。またペットが悪化因子の場合に症状を薬でコントロールすることが困難なこともあります。症状が出てきた後に手放すのは簡単なことではありません。そのことを十分に考えてから飼い始めることを決める必要があります。

ペットアレルゲンを減らす対策

  • ペットを手放す(親戚などにあずける)
  • 屋外で飼って、家の中に入れない
  • 定期的にペットを洗う
鼻の症状を良くすることはぜん息治療に効果的

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎があると、ぜん息が悪化しやすく治りにくいといわれています。鼻汁、くしゃみ、鼻づまりがあるときは医師に相談しましょう。これらの合併がある場合は、ぜん息の治療と同時に鼻の治療も進める必要があります。

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎があると、ぜん息が悪化しやすく治りにくいといわれています。これらの合併がある場合は、ぜん息の治療と同時に鼻の治療も進める必要があります。

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