ぜん息などの情報館

セルフマネジメント⑥ 在宅酸素療法

在宅酸素療法とは

COPDでは、肺のガス交換の働きが著しく低下し、血液中の酸素が不足した状態(呼吸不全)になることがあります。その不足した分を補うため、酸素を吸入するのが酸素療法です。かつては入院して受けるものでしたが、現在では自宅でおこなうことができます。


息苦しさを軽減し、日常の動作が楽に

酸素療法をおこなうと全身に酸素が行き渡り、心臓をはじめとしたさまざまな臓器の負担が軽減され、酸素療法をおこなわない場合より長生きができることがわかっています。また、生活の質や運動能力の改善、増悪による入院を減らすなどの効果も期待されます。


活動的に生活をエンジョイしましょう

在宅酸素療法と聞くと「家で静かに療養しなければ」と思うかもしれませんが、これでは本末転倒です。在宅酸素療法は「活動性を高めて生活を楽しむもの」です。酸素を吸入しながら積極的に活動し、生活をエンジョイしましょう。

ひとくちメモ

酸素供給装置

自宅での酸素吸入には「酸素供給装置」を使用

酸素吸入には、自宅で酸素濃縮装置を使用し、外出時には携帯用酸素ボンベを用いる方法と、自宅で液体酸素装置から酸素を吸入し、外出時には子容器に液体酸素を充填し、吸入する方法の2種類があります。患者さんのライフスタイルに合わせていずれかを選びます。


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