ぜん息などの情報館

【知識編】痰の観察

風邪など感染増悪の自覚症状は、咳、痰、息切れの悪化などです。その中でも痰の観察は、感染の状態を早くみつけることができる簡単な方法です。

痰の色が濃くなったり、量がいつもより多くなった場合は、感染の可能性があります。普段から痰の色や性状を観察し、早めに感染の状態をみつけましょう!

痰で何がわかる?

痰で何がわかる?
  • いつもと違う色(黄色~緑色痰)や量が増えたときは、感染の可能性が疑われます。
  • 増悪を治療するために、早めに主治医の診察を受けてください。
  • 息切れや感染を予防するために、自分で上手に痰を出す必要があります。

ポイント

体調が良いときの痰の色をよく覚えておきましょう!

透明な痰は、気管支喘息や初期の気管支炎などの患者さんで喀出されることが多いです。喘息発作などでは透明な痰が増加することもあります。

薄い黄色の痰は、ウイルスや細菌感染などが疑われます。慢性気管支炎や気管支拡張症などでは普段からこのような痰が出ることが多いですが、量が増加したり、もっと濃い痰が出たときは注意が必要です。

細菌感染している場合は、緑黄色の濃い痰が喀出されます。このような痰が出るときは、早めに受診しましょう。

炎症が強いときには血痰が出ることもあります。血痰が出た場合は、すぐに受診しましょう。



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