ぜん息などの情報館

3-1 小児・思春期を対象とした健康相談・健康診査・機能訓練事業を効果的に実施 するために事業従事者が有すべき知識の体系化に関する調査研究

代表者:赤澤 晃

研究の概要・目的

アレルギー治療ガイドラインの掲げる治療目標と現実のコントロール状態には大きな隔たりがあり医師の指示通りの治療を実施するためには、コメディカルによる患者教育が効果的、効率的であるため、日本小児難治喘息アレルギー疾患学会では小児アレルギーエデュケーター(AE)制度を設立した。本研究では、AE養成の研修を効率よく実施するため集合型研修に加えeラーニングによる研修システムを作成しその評価を行うことを目的とする。

年度ごとの研究目標(計画)

平成21年度

eラーニングシステムの構築と小児気管支喘息に関する基本的知識と基本的な患者指導ができる技術を身につけてもらうためのコンテンツ開発を行う。カリキュラムは小児気管支喘息治療管理ガイドライン2008に沿って作成を進め、疫学、定義、病態、診断、検査までの作成を目標とする。

平成22年度

eラーニングコンテンツについて、昨年度に作成した病態、疫学に加え、喘息危険因子、急性期発作への対応、長期管理の方法、指導を作成する。
コンテンツは、臨床現場の実践的な動画を作成し、(1)具体的な対応がわかりやく学習できるようにすること(2)単元毎に小テストをして理解度を評価できること(3)受講者の進捗状況がわかるようにすることを踏まえたものする。また、アレルギーエデュケーターに試用してもらう。

3年間の研究成果

平成21年度

eラーニングシステムの構築とコンテンツの作成を行った。eラーニングは、いつでも受講できること、1回の受講時間が15分程度、動画、音声を入れ飽きないこと、繰り返し受講できること、自己評価ができること、管理者が受講状況を確認できることを重視して作成した。コンテンツは、ガイドラインに準拠し、(1)喘息の疫学14ページ、(2)定義と病態8ページ、(3)診断と検査11ページ、(4)理解度テスト3ページを作成した。

平成22年度

  1. eラーニングコンテンツとして、小児気管支喘息の危険因子、急性発作への対応及び長期管理の方法について作成した。
  2. 病院での模擬患者と医療者による急性期から長期管理の場面の撮影をおこない、これらの映像を多用したコンテンツを作成した。
  3. アレルギーエデュケーターに試用をしてもらいその結果を集計した。

評価結果

平成21年度

平成21年度評価結果(PDF:78KB)

平成22年度

平成22年度評価結果(PDF:49KB)

平成23年度

平成23年度評価結果(PDF:168KB)

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