概要 |
東京大学大学院農学生命科学研究科の村田幸久准教授と中村達朗特任助教らの研究グループが、アナフィラキシー反応を起こしたマウスを用いて、マスト細胞から産生されるPDG2という物質が血管透過性の急激な上昇を抑えることで、過度なアナフィラキシーを抑える働きを持つ(※)ことを発見したと発表しました。また、PDG2が作用する受容体を突き止め、薬物を用いたこの受容体への刺激がアナフィラキシーの抑制に有用であることを証明しました。 アナフィラキシーを抑える分子が特定されることで、治療方法の開発につながることが期待されるようです。 ※食物やハチ毒などのアレルギー原因物質が体内に侵入すると、マスト細胞が活性化して、ヒスタミンなどの炎症物質を大量に放出し、これが血管の透過性を急激に上昇させることで体温や血圧の低下を症状とするアナフィラキシー(アレルギー症状)が起きます。 |
---|---|
備考 | 詳しくはリンク先(プレスリリース)よりご覧ください。 |
情報発信元 | 東京大学大学院農学生命科学研究科 |
情報掲載URL | http://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/2017/20170428-1.html |