概要 |
日本アレルギー学会が「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」を医療従事者向けに発表しました。 医療関係者がこの提言を、アトピー性皮膚炎がある乳児に対する鶏卵摂取の指導の判断材料にすることが期待されます。 提言は、アトピー性皮膚炎の乳児では、鶏卵の摂取が遅いほど鶏卵アレルギーを発症するリスクが高まるというエビデンスに基づき、 ・鶏卵アレルギー発症予防を目的として、医師の管理のもと、生後6ヶ月から鶏卵の微量摂取を開始することを推奨 ※摂取量については、『鶏卵アレルギー発症予防に関する提言』を参照してください。 ・鶏卵の摂取を開始する前にアトピー性皮膚炎を寛解させることが望ましい ・すでに鶏卵アレルギーの発症が疑われる患児に対しては、安易に鶏卵摂取を促すことはきわめて危険である ・アトピー性皮膚炎と診断されていない場合は、鶏卵開始時期と鶏卵アレルギー発症の関係がまだ明らかにされていないため、現時点では「授乳・離乳の支援ガイド2007」の「離乳食の進め方の目安」を参考にする と発表しています。(一部抜粋) ※患児の保護者様等におかれましては、摂取等を自己判断で行うのはアナフィラキシーショックなど命に関わる危険があります。必ず医師の指導を受けるようにしましょう。 |
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備考 | |
情報発信元 | 日本小児アレルギー学会 |
情報掲載URL | http://www.jspaci.jp/modules/membership/index.php?page=articles&storyid=205 |