WEB版すこやかライフ ぜん息&COPD(慢性閉塞性肺疾患)のための生活情報誌

すこやかライフNo.40 2012年10月発行

いざというときに備えよう!アナフィラキシーに対応するために

アナフィラキシーの重症度

アナフィラキシーの重症度は、下記のように大きく3段階に分けて考えることができます。重症度グレード1は、症状は部分的で軽症の段階で、グレード2に進むと広範囲に症状が広がり、グレード3ではアナフィラキシーショックや重篤な症状がうかがわれます。この重症度に応じたすみやかな対応が必要となりますが、とくに重症度グレード2から3にかけては、状態に応じて応急処置薬のエピペン®(アドレナリン自己注射薬)を使用するタイミングとなります。

内服の抗ヒスタミン薬の効果は限定的で、その効果を期待し過ぎると危険を招くこともあります。また、ステロイド薬は、急性期の症状緩和効果は期待できません。

症状が進行してショック状態に陥った場合は、アドレナリンが効果のある唯一の治療薬となっています。アドレナリンには、心臓・血管や気管支に作用して血圧低下や呼吸困難などを改善する働きがあり、この薬を自分で処置できるようにしたものがエピペン®です。

アナフィラキシー症状の重症度と対応のめやす

重症度グレード1
各症状とも部分的で、軽症のため、あわてる段階ではありません。症状が進行しないか注意しながら、安静にして最低1時間は経過を見守ります。

重症度グレード2
全身性の強い皮膚症状や粘膜症状があり、呼吸器症状や消化器症状も悪化してきます。医療機関を受診する必要があり、呼吸器症状や喉頭症状がさらに悪化しそうな場合、エピペン®があれば、注射を考慮します。

重症度グレード3
強いアナフィラキシー症状で、アナフィラキシーショック状態を考慮し、緊急に医療機関を受診する必要があります。エピペン®があれば、すみやかに注射する必要があります。

即時的食物アレルギー症状

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