WEB版すこやかライフ ぜん息&COPD(慢性閉塞性肺疾患)のための生活情報誌

すこやかライフNo.40 2012年10月発行

いざというときに備えよう!アナフィラキシーに対応するために

初期対応のポイント

アナフィラキシーが疑われたら、まずは安静な体位をとり、症状が進行しないかどうか観察します。いったん改善したあと、再度症状が出ることもあるため、最低1時間は注意深く状態を見守り、その後もしばらくは注意が必要です。

また、症状の進行は非常に早いことが多く、十分な観察が行えていないと対応が遅れ、危険な状態に陥ることもあります。もし症状が進行した場合は、アナフィラキシーショックに注意し、応急処置薬であるエピペン®の注射を考慮しつつ、すみやかに医療機関を受診する必要があります。

ふだんからアレルギー症状の重症度レベルを的確に判断できるように意識し、「いつもと違う」場合には適切な対応ができるように、左の表を参考に、実際に起こったときの対応について覚えておきましょう。

施設等におけるアナフィラキシー時の初期対応
アクション1 保護者がいない場合、事前に収集した子どものアレルギー情報を確認します。アクション2 原因が食物で、口の中に残っていれば、口をゆすいだり取りのぞいてあげます。アレルゲンがからだに付着しているなら、洗い流します。アクション3 安静な体位をとり、症状に変化があるか注意深く観察します。嘔吐があった場合、吐物を詰まらせないようにしましょう。安静にしてその場であお向けに寝かせる。足の上にクッションなどを置いて、足を頭より15~30cm高くする姿勢に。アクション4 誤食時に使う指示がある薬を持っている場合は内服します。アクション5 「エピペン®」を用意します。アクション6 保護者がいない場合は対応できる人に協力をお願いし、保護者に連絡をします。 症状の進行なし 経過を観察します。最低1時間は様子をみましょう。 症状の進行あり エピペン®の注射を考慮します。医療機関へのすみやかな搬送を考えましょう。 保護者がいない場合は、随時保護者と連絡をとりあいましょう。

注意ポイント~アナフィラキシー対応の落とし穴~

  • これまでの症状が軽いので、今回も軽く終わるだろう。
  • 軽い症状なので、じきに落ち着いてくるだろう。
  • 抗ヒスタミン薬やステロイド薬があるので問題ない。

アナフィラキシー症状は急激に変化するため、最終的に症状が治まるまで気を抜かないで観察し、変化に迅速かつ的確に対応できるようにしましょう。
また内服薬の効果は限定的なため、過度な期待はしないようにしましょう。


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