WEB版すこやかライフ ぜん息&COPD(慢性閉塞性肺疾患)のための生活情報誌

すこやかライフNo.40 2012年10月発行

いざというときに備えよう!アナフィラキシーに対応するために

知っておきたいエピペン®知識

アナフィラキシーの緊急対応としてたいへん重要な役割を持つエピペン®について、適応や入手方法、効果時間、またほかの人が打ってもいいかどうかなど、知っておいた方がいいポイントや疑問点などをまとめました。

どういった人がエピペン®を持つべきなの?

エピペン®は、アナフィラキシーを経験したことがある人、起こす危険性が高い人がおもな処方の対象となります。
アレルギーがある人なら頻度の差はあれ、誰でもアナフィラキシーを起こす可能性があります。なかでも、原因食物に対するIgE抗体が高い人、ぜん息を持っている人などは注意が必要ですので、医師に相談してみましょう。

エピペン®の入手方法は?

エピペン®は、医師の診察のうえで処方を受けることができます。処方は、その安全性や有効性などについて事前に講習を受け、登録された医師のみが処方できることになっていますので、エピペン®の処方が可能かどうか確認してみましょう。
また、2011年9月から健康保険で処方を受けることができるようになりました。それまで自費扱いだった患者負担が軽減され、より入手しやすくなりました。

間違えて打たないためには?

エピペン®を間違って注射してしまう原因は、使い方を覚えていないことと、注射する人が混乱していることです。定期的に使い方を練習する機会を持ちましょう。
注射する人が緊急時に混乱することは無理のないことです。緊急時にあわてないためにも、日頃からの心構えが大事です。

エピペン®の効果はどのくらい持続するの?

エピペン®の効果が持続する時間は、注射後15分~20分程度です。あくまで応急処置ですので、エピペン®を注射したあとは、一刻も早く医療機関を受診することが大切です。

学校や幼稚園・保育所などで起こったときは?

アレルギーの増加が大きな問題となっている現在、学校や幼稚園、保育所におけるアレルギーを持つ子どもたちへの対応について、国がガイドラインを作成するなど、社会全体でサポートするとり組みが進んでいます。
日頃からアレルギーの状態やアナフィラキシー症状が出た場合の対処などについて、保護者と学校、幼稚園、保育所、そして主治医とよく相談しておき、連携しながら、アナフィラキシーに対する知識をもってすすめていくことが大切です。

エピペン®は誰でも打てる?

エピペン®は自己注射薬ですので、基本的に患者自身が注射するものです。ただし、患者自身が打てない場合は、その保護者や学校、幼稚園、保育所の職員が注射することは妨げられません。いざという場合は本人以外の適切な使用が求められます。また、患者が携帯しているエピペン®を、救急救命士が業務として注射することもできます。


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