WEB版すこやかライフ ぜん息&COPD(慢性閉塞性肺疾患)のための生活情報誌

すこやかライフNo.40 2012年10月発行

現場レポート:保育所におけるアレルギー疾患に関する取り組み

「指導表」をもとに、保護者と保育所、医療機関が連携

保護者を中心とした「指導表」活用の流れ
1.保育所入所時・アレルギー疾患がわかったときに、アレルギーについて保育所での配慮が必要な場合、申し出る。2.保育所から「指導表」を受け取るか、HP からダウンロードして出力する。3.主治医、アレルギー専門医を受診し、保育所生活について相談し、「指導表」に記入してもらう。4.必要な場合は「指導表」以外の資料なども準備する。5.「指導表」やその他の必要な資料を保育所に提出し、それを基に保育所とアレルギー児の保育所での生活や食事の具体的な取り組みを協議する。6.保育所は実施計画書などを作成し、子どもの状況や保育所での対応(緊急時など)について全職員で共通理解し、研修などを含め安全体制を築く。7.「指導表」は毎年1 回見直しを行う。

アレルギー児の健康管理のために保護者と保育所、医療機関をつなぐ情報源となるのが「保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表(PDF:273KB)(外部サイトへ移動します)」(以下「指導表」という。)です。

「指導表」は保育所の生活において特別な配慮や管理が必要なアレルギー児の症状などを保育所などが正しく把握し、取り組みを進めるための資料となるものです。A4サイズ2枚からなり、ぜん息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎、食物アレルギー(アナフィラキシーの有無も)、アレルギー性鼻炎の5つのアレルギー疾患別に「病型・治療」や「保育所での生活の留意点」、また緊急連絡先や記載した医療機関および医師名などについて記入します。

とくに食物アレルギーについては、食物アレルギーの原因食品と除去の根拠を記入する欄があります。これは、子どもの健全な成長のために、除去する食品はできるだけ最低限にとどめ、栄養管理と事故防止を両立させるために摂取不能な食品をできるだけ明確にするためのものです。

子どもの成長にともない、アレルゲンとなる食品なども変わっていきますので、そのような変化に合わせるため、「指導表」は毎年1回、見直しを行います。その「指導表」をもとにした連携により、子どもに合わせた細やかな対応ができるようになります。


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