WEB版すこやかライフ ぜん息&COPD(慢性閉塞性肺疾患)のための生活情報誌

すこやかライフNo.40 2012年10月発行

現場レポート:保育所におけるアレルギー疾患に関する取り組み

アレルギー児のすこやかな成長のために

「ガイドライン」を中心に支援者がスムーズに連携するために、「指導表」の作成・提出をスタートとして、保護者と保育所とでアレルギー児の対応について、しっかりと話し合いましょう。保育所内で役割を認識して組織的に対応してもらうためにも、「指導表」を提出したあとの話し合いが大切です。

食物の除去については、成長によりアレルゲンだった食品が食べられるようになることがあります。除去食の導入と解除はできるだけ正確な医療診断を基に、毎年更新するようにしましょう。定期的に医師の診断を受け、除去食の解除が出たときは、保育所に書面で報告しましょう。また、保護者、保育所とで連携し、消防署と緊急時の対応策を検討するなど、地域との連携強化が進むとなお安心です。

保育所も職員がいざというときにエピペン®を打てるように、職員の研修などを実施することが望まれます。そのため、厚生労働省も「ガイドライン」普及のために文部科学省と連携して研修会を実施(表紙裏参照)したり、研修用DVD(コピー可)を作成し、この9月より市町村に配布しています。

保育所給食の注意のポイント

おやつ
おやつはアレルゲンになりやすい卵・牛乳・小麦を含むものが多く、注意が必要です。とくに行事にともなうおやつは担任以外の先生が配ることがあり、誤食事故が起こることがあります。
子ども同士の接触
となりの子どもが牛乳をこぼした、ほかの子どものものを食べた、食べ物で汚れた手で触った、机の食べ残しなどから誤食事故が起こることは少なくありません。保育士が側にいて見守る、食器やトレイを区別するなどの配慮で事故を減らせます。
食習慣の確立
食物アレルギーの子どもにとって、偏食をなくすこと、よく噛んで食べること、規則正しい食事をすることは大切です。味覚や食習慣が形成される大切な時期ですので、除去食は最小限に抑えるようにしましょう。

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