WEB版すこやかライフ ぜん息&COPD(慢性閉塞性肺疾患)のための生活情報誌

すこやかライフNo.41 2013年3月発行

特集1. 正しく使えていますか?吸入ステロイド薬

吸入ステロイドを効果的に使用するために

ポイント1.正しい吸入方法で吸入しましょう

吸入ステロイド薬の使用を続けてもよく発作が出るなど症状が改善されない場合、正しい方法で吸入できていないことがあります。しっかり吸入しているつもりでも、使用し続けている間に少しずつ自己流に変わり、じつは薬が必要量吸えていないということも多いようです。

処方時に指導を受けたあとも、正しい吸入ができているかどうか、主治医や看護師、薬剤師に定期的にチェックしてもらうことが大切です。
また、吸入ステロイド薬の種類も増え、治療の選択肢が広がっていますので、種類を変えることで自分に合った吸入器が見つかり、治療がうまくいく例もあります。

思うように症状が改善されない、副作用が気になる場合などは、主治医や看護師、薬剤師などに相談してみましょう。

ポイント2.安全性を理解して、継続して使用しましょう

吸入ステロイド薬は患部に直接、薬が届くため、経口ステロイド薬と比べて、極めて少ない量で効果が得られます。吸入時に口の中に残った薬はうがいで副作用を予防でき、胃の中に入った薬は肝臓で分解されますので、全身性の副作用の心配はほとんどありません。

一方、経口ステロイド薬は、血流に乗って全身を回るため、全身性の副作用を起こすことがあります。

もし吸入ステロイド薬の使用をためらい、状態が悪化してしまうと、強い発作を起こし、経口薬や点滴薬など全身への影響が強い薬を使わざるを得なくなります。

そうならないよう、日頃から吸入ステロイド薬を毎日継続使用することが、たいへん重要となっています。

吸入ステロイド薬の安全性

ポイント3.吸入する時間を決めて、習慣にしましょう

吸入ステロイド薬の安全性

吸入ステロイド薬は1日のなかでいつ吸入しても問題ありません。指示を受けた回数と間隔さえ守れば、設定した時間に吸入し忘れても、思い出したときに吸入すればOKです。

とはいえ、吸入を忘れないためにも、1日のなかで「必ずうがいをする」ときに吸入時間を設定するといいようです。これは、副作用予防のために吸入後のうがいが大切だからです。

必ずうがいをする「歯みがきの前」や、うがいができない小さい子は、ごはんを食べることで口腔内に薬が残らないようにできるため「食前」にするなど、一日の中で吸入とうがいを忘れにくい時間帯を決めて習慣にしましょう。

また、吸入を忘れないために洗面所に吸入器を置く例もありますが、吸入口に水がつくと薬を吸入しにくくなりますので、水滴などがかぶらないように注意しましょう。

ポイント4.副作用対策として、うがいを忘れずに!

吸入ステロイド薬のおもな副作用と対策

現在、吸入ステロイド薬についての認識も広まり、以前ほど気にする人が減ったものの、とくに小児では副作用を気にして使用に抵抗を感じる人もまだまだいるようです。

 

吸入ステロイド薬は全身性の副作用の心配はほとんどありません。 声がれ、口腔カンジダ症、口腔内の違和感、のどの痛みなど、口の中の局所的な副作用が起こることがありますが、うがいを徹底したり、種類を変更するなど、左記のような対策をとることで予防をすることができます。


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